暫くは現状維持で運転されそうな373系電車

JR東海373系電車は、老朽化した165系電車の置き換え用として、1995年から1996年に掛けて、3両14編成の合計24両が、製造されました。

全車42両が静岡車両区に配置され、特急ふじかわ号・特急伊那路号で運転されている他は、ホームライナー普通列車や臨時列車も、373系で運転されております。

同系の電車は、3両単位での運転の為、JR東海の電化区間で有れば、どの路線でも運転できますので、安定した運用を組んで運行できるのも、大きな魅力かと思います。

また車体もステンレス車体の為、メンテナンスコスト(塗装は先頭車ね運転台のみ)ですので、手間も掛からない点は、長所かと思います。

ただ製造から25年になり、そろそろ何かしらのリニューアル改造工事や、置き換えも聞こえて来そうですが、JR東海からは373系に関しての、リニューアル改造工事や置き換えに関しては、全く発表はございません。

このまま現状維持で全うしそうな373系ですが、前述の通り、3両編成単位で運転可能で、両開き2ドアの半自動式と、身延線の狭小トンネル通過可能な、車体とシングルアームパンタグラフの為、JR東海のJR型車両では、長く活躍しそうな感じがいたします。

最低単位は2両から運転可能ですが、特に2両編成に短縮させる必要性はございませんので、このまま3両編成単位で、特急から普通列車まで、運転を継続するものと思われます。

2020年3月のダイヤ改正以降、今年も臨時列車や団体列車でも、大いに活躍するでしょう。

※写真は特急東海号で運転されていた頃の373系電車。
現在はJR東日本への乗り入れは無くなり、自社のJR東海エリアでの運転になっている。

撮影日2005年2月15日 根府川~早川にて


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