JR貨物の交直流機関車の増備計画は?

国鉄型交直流機関車EF81の老朽化により、21世紀初めに製造された、JR貨物のJR型交直流機関車ですが2020年6月1日現在、総合計120両に留まっております。

同じJR貨物のJR型直流機関車のEF210は、今年も300番台が製造・増備されておりますが、交直流機関車の増備はございません。

確かに直流型機関車でも、EH200の増備はストップしておりますが、交直流機関車が増備されないのもコストがネックで中々、増備できないのも一因かと思います。

写真上のEF510は、日本海縦貫線の貨物列車で活躍しており、JR東日本からの500番台15両の譲渡を含め、38両全機がJR富山機関区に配置されております。

一方写真下のEH500は、関東と東北を結ぶ貨物列車や、本州と九州を結ぶ関門トンネルで活躍し、一部は福岡貨物ターミナルまで、運転されております。

EH500は総数82両のうちJR貨物の、仙台総合鉄道部に69両が配置され、同門司機関区に13両が配置されております。

まだ前述の富山機関区と門司機関区にEF81が配置されており、更に門司機関区には交流型機関車の、ED76も配置されております。

九州地区の貨物列車も、福岡貨物ターミナル発着を除くと、本数も少なくなりますので、本州と北海道を結ぶEH800では過剰な感じですし、寒冷地装備は必要無い為、九州向けEH800になるかと思いますが、機関車の車体も全長が25m近くになる為、EH800の九州向け製造は、誕生する可能性はかなり低いと思います。

恐らくEF510の九州版で、直流区間の山口下関の幡生から、関門トンネルを通って九州各地を結ぶ、貨物列車で運転される可能性が高いですね。

処で日本海縦貫線EH500が通しで、貨物列車を牽引して運転する事は、可能なのでしょうかね。

ちょっとその辺りは気になる処です。

※写真上は羽越本線のS字カーブを通過する、EF510牽引のコンテナ貨物列車。
撮影日2020年3月29日 西袋~余目にて

写真下は高崎線を走る、EH500牽引の安中貨物。
撮影日2020年6月21日 鴻巣~北鴻巣にて



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