北海道新幹線開業


 おはようございます。今日から北海道新幹線新函館北斗迄開通し、北海道の大地に新幹線が初めてお目見えいたしました。

 新たに開業した新函館北斗駅は、函館駅(市内中心部)からは約18km離れており、新函館北斗~函館間は新たにアクセス電車で結ばれる様になりました。

 東京から新函館北斗迄は、最速4時間2分で青函トンネルは、貨物列車との共用となる為、最高速度140kmに制限されます。(風圧により、貨物列車との脱線防止もその理由です。)

 また盛岡~新函館北斗間は、260kmの速度制限になります。更に新青森から新幹線特急料金も別料金になり、割高感は否めません。

 東京羽田空港函館空港を結ぶ航空機は、現在8往復運航されており、航空運賃は¥35200円ですが、航空会社の様々な割引料金を使えば、更に運賃や料金は安くなります。また金券ショップで各航空会社の株主優待券を使えば、当日でも割引運賃で搭乗することは可能です。

 運賃や料金で高くつき、4時間の所要時間を切れない北海道新幹線は、東京~函館の航空会社の旅客を奪い輸送シェアのトップになるのは難しいと思います。

 やはり青函トンネルの新幹線と貨物列車の共用と、JRの分割のマイナス面が露呈した北海道新幹線の開業だと思います。

 札幌迄の開業はあと15年掛かかる予定です。新函館北斗~札幌間は、冬季の豪雪とメンテナンスを考慮した場合、ほとんどの区間は恐らくトンネル区間が多くなったり、シェルターで覆われたりしますので、ほとんど北海道の景色は見られないのではないかと思います。

 今後、日本の人口も少子高齢化で減少して行きます。今回開業した北海道新幹線も札幌開業の頃には、1億人割る人口になると思います。

 航空機の大型化や各都道府県に空港が整備され、運賃・料金が新幹線よりも安い交通機関が多く誕生した現在、今後も新幹線を建設する意味が有るのか理解できません。確かに札幌迄開業すれば、都市間移動も便利になり利用者も増えて来ると思われますが、今日開業した新函館北斗の駅は通過列車が多くなり、寂れてしまうのではないでしょうか。

 またJR北海道の経営も今後は、少子高齢化で利用者も減少して行きますので、経営は厳しく赤字も嵩むと思われます。今回のダイヤ改正でも在来線の減便が目立ちますし、留萌本線留萌~増毛間も廃止を打ち出しております。

 私も鉄道が好きな人間として、様々な鉄道を利用しましたが、新幹線の開業で経営分離した並行在来線を、第3セクターにして、乗換えや割高運賃設定をしてまで新幹線が必要なのか理解できない疑問を抱えながら、今日の北海道新幹線開業を見守りたいと思います。

(画像は転載)

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