分割は失敗だったのでは

おはようございます。昨日はJR北海道の特急減便・運転区間見直しに関する記事を書きました。

JRが発足し7社へ分割されましたが、国鉄の赤字増大で民営はやむ負えないにしても、7社分割は本当に良かったのか今でも疑問に残ります。

特定の大都市だけ鉄道経営が潤い、過疎化の進む地域では当然、鉄道経営は苦しくなり再び、大きな赤字を抱えることは目に見えておりました。

JR北海道は冬季の厳寒な環境と大都市が札幌のみで、その他は中堅都市が点在し、全く人が住んで居ない地域もございます。その様な処に「自社で経営しろ」と政府が言った処で、発足時は良くても何十年も経てば、行き詰ることは分かっていたと思います。

そもそも分割したのは、当時の中曽根総理の国鉄労働組合の弱体化を狙い7社へ分割いたしましたが、この判断が今では特定の処だけ黒字でその他は赤字と言う歪んだ、結果を招いております。

今後もJR北海道の経営は、JR四国JR九州よりも厳しくなると思います。それは冬季の厳寒な地域で人口も札幌以外は増える見込みも無く、少子高齢化や不景気、他の交通機関の移行等で赤字ローカル線の廃止も一気に加速して行きます。

利用者の為になって居ない分割経営に、将来の見通しは暗いと思います。

今年12月4日に、留萌本線 留萌~増毛間は廃線になります。
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