東海道本線を走ったE217系電車

おはようございます。今朝の東京は曇空の天気でございます。

現在、横須賀線総武快速線を中心に運用されております、JR東日本E217系が一時期湘南色塗装で、東海道本線で運用されていた時期がございました。

2006年3月のダイヤ改正で、湘南新宿ラインの運行に伴い余剰気味だったE217系は、東海道本線で運用されていた113系電車置き換えの為、同線に15両編成(基本編成10両+付属編成5両)3本が投入されました。運用の際に従来のスカ色から湘南色塗装に変更され、東京~熱海間の運用に充当されました。

同車は鎌倉にある大船車両センターから、国府津車両センターに転属され運用も東海道本線の東京~熱海間のみの運用で、沼津運用や・伊東線御殿場線の運用には充当されませんでした。また15両固定の限定運用で使用され、平塚や国府津等での連結・解放は一切ございませんでした。またE217系普通列車以外に、快速アクティーにも運用されました。

その後、国府津車両センター所属のE217系は、大船車両センターのE217系の機器更新に伴い車両不足が発生する為、再び2編成が大船車両センターに転属となり、国府津車両センターには1編成のみになりました。

国府津車両センターで1編成のみになり、こちらも車両不足になった為、E233系3000番台が2本新たに新製され配属になりました。

そして上野東京ラインの直通運転されるのに伴い、東海道本線から宇都宮線高崎線に直通する電車は、E231系1000番台E233系3000番台で運用される事になり、2015年3月のダイヤ改正E217系東海道本線運用は終了いたしました。

私も過去に、湘南色E217系に乗車いたいましたが、ネットで運用を調べ2F建てグリーン車に乗り、熱海から相模湾を眺めながらビールを飲み移動した思い出がございます。

今更ながら欲を言えば、JR東海区間の沼津乗り入れや伊東線での運用も、有れば面白かったなあと思いますが、国府津車両センターに配属されたE217系が、連結・解放運用が一切無く限定運用で15両固定と車内放送の自動化をしてない処を見ると、一時的な転属運用で将来的に大船車両センターに返却される事を予め、想定していた運用だったのではないかと思われます。

現在は全車スカ色になりましたが今後、スカ色のE217系東海道本線に乗り入れ、総武快速からの直通運転として千葉等から、小田原・熱海・伊東・沼津まで来れば便利になるのではないかと思っております。

写真は東海道本線 根府川~早川間を走る、熱海発東京行き普通列車E217系湘南色。2011年9月撮影

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