懐かしの781系特急ライラック号

おはようございます。7月最後の日曜日如何お過ごしですか。東京は朝から晴れて太陽が眩しい、暑い天気でございます。

さて今日は東京よりも夏はカラッとした暑さ(最近はそうでもないですが)の、北海道 札幌~旭川を結んでいた特急ライラック号の写真を掲載いたします。

こちらの写真は今から9年前の9月に、函館本線 伊納~近文間で撮影いたしました。札幌へ向かう特急ライラック号の781系電車がアウトカーブを曲がり、通過して行きますが100km以上のスピードで通過する為、アウトカーブでも1/500切らないと手ブレしてしまいますので、撮影には苦労した思い出がございます。

781系交流型特急電車は1978年に北海道の特急電車専用として、試作車が製造され試験の後、1980年から量産されました。1980年10月のダイヤ改正では781系試作車や485系1500番台で運行されていた、特急いしかり号を置き換え、特急ライラック号として愛称名と781系量産車によって置き換えられました。

781系はその後、1986年3月に特急スーパーホワイトアロー号の設定と増発によって、6両編成から4両編成へ短編成化改造を受け、従来の6両8本から4両12本にして一部編成の組み替えも実施し増発されました。

1987年4月には国鉄からJR北海道に引き継がれた781系は、外板塗装の変更やuシート設置改造を受けました。その後1990年に785系電車が増備され、スーパーホワイトアロー号が同車に使用される様になり、781系は再び特急ライラック号と新たに設定された特急すずらん号に充当されました。また一部の特急スーパーホワイトアロー号では、新千歳空港乗り入れも実施され札幌~新千歳空港間は、快速エアポートとして運行s

製造から20年以上経ち781系も長年、厳寒な冬季の北海道で使用されて来た為、老朽化も目立ち始めJR北海道が新たに789系1000番台を製造する事が決定され、781系は特急ライラック号と共に2007年9月30日を以て運行終了いたしました。

晩年の781系青函トンネル海底駅見学用として、ドラえもん列車の充当やJR東日本エリアの青森へ営業列車として初めて顔を出し、特急ねぶたエクスプレス号として2005年8月と2006年8月に、期間限定列車として運行されました。

2007年10月のダイヤ改正で、781系使用の列車は全て廃止され同車の多くは廃車解体されましたが、4両1編成の車両は函館市のききょう幼稚園に静態保存されております。

写真は2007年9月撮影

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