アウトカーブを広角レンズで撮影する!

おはようございます。日曜日如何お過ごしですか。

鉄道写真を撮影する場合、広角レンズでアウトカーブを撮影することはあまり無いと思いますが、編成写真を撮影する場合に、広角レンズでアウトカーブを撮影すると、迫力ある写真が撮影できる場合もございます。

今日掲載した写真は、今から11年前に総武本線 物井~佐倉間の亀崎踏切です。この踏切から下り列車を撮影する場合、アウトカーブになりますが立ち位置によっては、広角レンズから望遠レンズまで幅広く使える撮影地です。

E217系15両編成をほぼ全て被写体に収めたい場合、望遠レンズだと後方の編成が切れてしまいます。これを広角レンズ17mm~35mmのレンズで撮影する場合、編成全体が収まります。逆にE257系特急しおさい号の5両編成や、209系普通列車の4両・6両編成の場合は、望遠レンズの方が迫力ある写真が撮影できると思います。

ただ望遠レンズは価格が高いので、カメラを買ったばかりでこれから鉄道写真を撮影されたい方は、先ずは広角レンズで長大編成の列車をアウトカーブで撮影してみては如何でしょうか。但しシャッタースピードは望遠レンズの場合と異なり、やや早めのシャッタースピードを切らないとブレてしまう恐れもございます。

さてこちらの撮影地は、鉄道写真の撮影地ガイドでも取り上げられている、有名撮影地でございます。徒歩でも行けますが最寄りの物井駅から亀崎踏切迄は、歩いて20分程掛かります。(重たい機材を持参されている場合は、若干時間が掛かります。)

物井駅東口から出て、佐倉寄りの道路を真っ直ぐ道なりに進みますと、総武本線の線路と並走します。その道を更に道なり進むと目的の撮影地に到着いたします。

撮影対象の列車は、E259系特急成田エクスプレス号・E257系500番台・255系特急しおさい号・E217系快速エアポート成田・209系普通列車および、JR貨物の鹿島貨物ターミナル発着の貨物列車です。JR型車両の電車メインの撮影地ですが、鉄道写真の撮影をこれから始める場合、ビギナーも安心して列車を撮影できる撮影地です。

最初は手ブレやシャッターのタイミングを間違えて撮影し、失敗した写真でも何度も同じ様な列車を撮影できますので、臨時列車の様な1発勝負の撮影はほとんどございません。年始の成田山初詣臨時列車(通称 成田臨)等の撮影だと緊張いたしますが、普段見慣れた列車がメインですので、走行シーンでの撮影を怖がらずに実施できる場所でもございます。

午前中に電車メインの撮影をし、撮影タイミングのコツを掴んで来たら、鹿島貨物の撮影に挑んで欲しいと思います。鹿島貨物を撮影する方が、数も僅かなので緊張すると思いますが、電車に比べ速度は遅いので勘とタイミングを掴んで、撮影できますのでぜひ挑戦して下さい。

この夏休みを利用し、鉄道写真撮影を始めた方の練習に最適な東京近郊の総武本線 物井~佐倉間の亀崎踏切を、取り上げてみました。

写真は、E217系成田空港行き快速エアポート成田号。2005年12月撮影


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