特急スーパーとかち号キハ261系

先月の北海道地方を襲った、台風の影響で路盤流失や橋梁流失で運転見合わせ中の、根室本線を走るキハ261系1000番台の、特急スーパーとかち号の写真を本日は掲載いたします。

一昨日のブログでも書き込みした当ブログでは、2013年10月末まで使用されておりました、キハ283系の特急スーパーとかち号に関しての記事でしたが、今日はキハ261系1000番台に関する記事を書いてみました。

特急スーパーとかち号にキハ261系1000番台が充当されたのは、2007年10月のダイヤ改正からでした。それまで使用していたキハ183系の老朽化と、札幌~帯広を結ぶ高速バスとの対抗の為、大幅に車内サービスをアップし巻き返したいJR北海道が、キハ261系1000番台を次世代のディーゼルカー特急として、育てて行きたいと言う苦心の現れでした。

キハ261系0番台は特急スーパー宗谷号用として現在も使用されておりますが、スーパーとかち号用のキハ261系1000番台はグリーン車も全室グリーン車として製造されました。

今年3月26日のダイヤ改正では、特急スーパー北斗号にもキハ261系1000番台が充当されており、特急スーパーとかち号との車両交換も行われております。

今後キハ261系1000番台は、キハ183系で運転中の特急北斗号・同オホーツク号・同サロベツ号を置き換えて行くと思われますので、キハ183系の特急列車を撮影するのは、お早目に実施された方が良いと思われます。

今回の台風や秋雨前線の影響で、特急スーパーおおぞら号の札幌~釧路間の全便、同スーパーとかち号の札幌~帯広間の全便、同オホーツク号の札幌~網走間の全便、同スーパー宗谷号の幌延稚内間(3号・2号は全区間)、および同サロベツ号の札幌~稚内間の全区間が運休中で、秋季の北海道への旅行や出張に大きな影響が出ており、JR北海道の大幅な減収も避けられない状況です。

これから再び台風や秋雨前線等による被害の拡大や、大地震が起こらないことを祈りたいと思います。また冬季の降雪が来る前に、全線で運転再開されますことを願いたいと思います。

9月の北海道は朝晩は冷え込み、道東や道北では早朝にはストーブ等の暖房機器も欠かせない季節ですが、日中は過ごしやすい季節でやや汗ばむ陽気の季節でもございます。

この時期にJR北海道鉄道路線で旅を楽しめないのは、非常に残念なことです。これから北海道へ旅をされる方々は鉄道路線の運転見合わせが多い為、代替の交通機関をお早目に予約されますことを、お薦めいたします。特にこの週末からは連休も続きますので、激しい混雑も予想されます。

鉄道路線での移動から飛行機・バス・レンタカー等での移動で、違った風景の北海道で新たな発見の情報をお待ちしております。

写真は根室本線 御影~芽室間を走る、札幌行き特急スーパーとかち号。(2009年9月撮影)


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