JR九州811系電車

こんばんは。東京は夕方から再び雨が降り始めました。これから台風が接近する地域で、被害が出ないことを祈るばかりです。

さてJR九州最初の近郊型電車として、国鉄時代から使用されて来た421系・423系電車の置き換え用として、811系交流近郊型電車(以下811系)が、1989年から1993年に掛けて112両が製造されました。

811系は鹿児島本線門司港~荒尾)・長崎本線鳥栖肥前山口)・日豊本線(小倉~宇佐)にて現在も、普通列車から快速列車の運用で活躍しております。

今から14年前の2002年2月22日に、鹿児島本線(海老津~教育大前)で発生した、衝突事故でP2編成が廃車されましたが、それ以外の車両は全車健在です。なお廃車になったP2編成でクハの運転台が、門司港にあるJR九州鉄道博物館の、シュミレーション運転台に使用されております。

JR九州の近郊型電車は、811系の他に後継の813系・815系・817系が運用されておりますが、813系の一部車両と815系・817系の一部車両を除いて、転換クロスシートで運転されております。

鹿児島本線の快速列車には、811系と813系・817系の異種間編成での運用も存在しますので、早さと乗り比べを堪能してみるのも面白いと思います。

製造されてから20年以上経過いたしましたが、今後も暫くはJR九州北部地区での運用は、継続されるものと思われます。ただ前述の通り20年以上経ちましたので、リニューアル工事は施行されるものと思われます。具体的には転換クロスシートの座席交換、和式トイレから洋式トイレへの改造、前面および側面の方向幕のフルLED化、菱形パンタグラフからシングルアームパンタグラフへの交換等です。

こちらのリニューアル工事については、あくまでも当方の予想ですので、JR九州が今後増備する819系の(蓄電池仕様で非電化区間の運用も対応する電車。)登場次第に寄っては、情勢もまた変更になると思います。

過去に三井グリーンランドカラーやスペースワールド色の811系もございましたが、現在は全てが赤と青帯のカラーで運行されております。原色の811系を撮影するのであれば、現在運用中のうちに撮影されますことをお薦めいたします。

写真は鹿児島本線の撮影地、天拝山~原田を走る、811系普通列車荒尾行き。(2008年12月撮影)



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