運転から20年以上が経った、JR東海383系振り子式特急電車

JR東海の特急しなの(名古屋~長野)および有料快速列車の、ホームライナー中津川・同瑞浪・同多治見号で運転されている383系振り子式の特急電車は試作車が誕生してから22年経ち、量産車も誕生してから20年が経ちました。

今年3月のダイヤ改正で大阪発着の特急しなの号は廃止され、現在は前述の名古屋~長野および臨時で白馬へ運転されております。76両全車が神領車両区に配属され、登場時の姿で営業しております。

JR東海も今暫くは383系が、中央西線の特急やホームライナーで活躍するものと思いますが、20年経った同車のリニューアル工事も施行して欲しいと思います。

具体的には現在のグリーン車はシートピッチが1200mmございますが、左右2列の座席をもう少しゆったりした、1列+2列の3列シートに改造し、携帯・スマートフォン・PC用の電源としてコンセントを全席に装備して欲しい処です。普通車の座席は従来通りの座席で構いませんが、やはり窓側へ前述のコンセントは設置して欲しいと思います。

次に外観は側面は幕式方向幕を使用しておりますが、モータートラブルや蛍光灯ランプ切れで、みすぼらしくなりやすい
ので、フルカラーのLEDに改造して、メンテナンスコストの低減を図って欲しいと思います。

塗装はJR東海のコーポレートカラーのオレンジは、そのまま現状維持かと思いますが、リニューアルと言うこともありオレンジラインを1本追加してみるのも良いと思います。

一昨年のダイヤ改正で車内販売の廃止や、大阪発着の廃止、消費税のアップによる値上げにより只でさえ高い、A特急料金がやや高くなり、車内も現状と変わらない姿で営業しているのは、中央道を走る高速バスへ今後は奪われるのではないかと思います。

私は並走する交通機関がそれぞれ、安全とより良いサービスで長く、継続して行くことが発展に繋がると思いますので、JR東海383系もこれからあと10年以上走るのであれば、リニューアル工事は施行して欲しいと思います。

383系特急しなの号にはグリーン車で何度か乗車いたしましたが、シートピッチ1200mmに対応しているのは、383系以外だとJR東日本251系グリーン車の1300mm、JR九州783系・787系グリーン車の1200mmです。

東海地区から信州への観光も兼ねて、グリーン車は4列シートになったと思われますが、乗車した383系特急しなの号で隣席に旅客が来て移動した経験は一度もございませんでした。

大阪発着も廃止され距離も短縮されましたので、グリーン車の3列化は実施して欲しいと思います。その他には欲を言えば車内販売も営業再開して欲しい処ですが、要員・採算・人件費の問題で復活は難しいと思います。その分リニューアル工事でコンセント付にして、携帯・スマートフォン・PC用の電源ができる様にして欲しいと思います。

JR東海383系振り子式電車がリニューアル工事を施工し、特急しなの号のパノラマグリーン車で、スマートフォンを充電しながら前面展望展望を楽しみたいと思います。

写真は中央本線 釜戸~武並間を走る、特急しなの号長野行き。(2014年3月撮影)


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