東京メトロ8000系は3社直通運転する最長距離電車です!

2006年3月のダイヤ改正で、東京メトロ半蔵門線を経由し、東武伊勢崎線の久喜・同日光線南栗橋から東急田園都市線の中央林間を結ぶ直通運転が誕生してから10年経ちましたが、東京メトロ8000系電車は3社直通運転する最長距離電車です。

1980年から1994年に掛けて帝都高速度交通営団営団地下鉄)時代に190両が製造され、10両編成19編成が現在、東急田園都市線の鷺沼検車区に配属されております。8000系電車が運用開始したのは1981年4月1日からですが、それから東急田園都市線の直通運転で輸送力増強の為、編成も6両から8両更に、10両編成へと増強されて来ました。その他に8000系電車は東西線05系の増備までの繫ぎとして、10両編成3編成が運用されていた時期もございます。

8000系電車は東武線や東急線と乗り入れて、直通運転するにも拘わらず同じデザインの、千代田線6000系電車や有楽町線副都心線7000系よりも少ない車両数で、私もこの半蔵門線から東武線や、東急線で乗車する機会は多く無かったです。乗車する車両が東武の50000系や東急8000系・5000系の電車で移動する場合が多く、東京メトロの8000系電車で半蔵門線東武線の移動や東急線ので移動で、8000系に乗車できた時は宝くじや(因みに宝くじ等のギャンブルは嫌いなので、一切やりません。)抽選プレゼントに当選した時の様な嬉しさを感じたものです。

まあ東京メトロで3社直通運転する車両数としては少ない方だと思いますので、希少性はかなりあると思います。ただ全編成とも更新工事を終えたばかりでございますので、今後暫くの間は8000系電車も3社直通運転で約100km近い距離を毎日、走破するものと思われます。

東京郊外・神奈川郊外・埼玉郊外のベットタウンを、東急田園都市線東武スカイツリーライン伊勢崎線日光線沿線から都心を走る、東京メトロ半蔵門線8000系電車は今日も、通勤・通学・用務・買い物客を乗せ東京近郊の重要な路線として走り続けております。

3社跨いで通しで移動される乗客は、東京近郊のベットタウンからベットタウンを結んでいる為、用務客や一部の鉄道ファン以外は居ないものと思われますが、東急田園都市線が中央林間から延伸して小田急小田原線の座間で接続し、直通運転で丹沢方面の秦野や小田原方面へ直通し、東武線も栃木方面の日光や群馬赤城方面へ延伸すれば、休日に旅行で移動される乗客も居そうですが、通勤型電車でトイレの無い車両での最長距離運転は、生理現象の問題や快適性の問題もございますので、小田急ロマンスカーの60000形特急電車の様に、東京メトロ千代田線を直通できる電車が必要になりますね。

ただ東武鉄道も分割併合可能な、特急型電車を製造する計画がございますので、今後は東京メトロ半蔵門線乗り入れと、東急田園都市線乗り入れにも対応した車両になって欲しいと思います。

今日も長文になりましたが、読んで頂きまして有難うございました。

写真は東武伊勢崎線 和戸~久喜間を走る、東京メトロ8000系電車の急行中央林間行き。(2016年9月撮影)


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