特急・急行列車のグリーン車が乗り放題だった九州豪遊券

こんばんは。週末土曜日如何お過ごしですか。今日も東京は生憎の雨模様の天気で、残念な1日でしたが皆さんの土曜日は充実いたしましたか。

さて今日3回目のブログは、今から25年前の1991年9月に、九州の旅で使用した豪快なトクトク切符、九州豪遊券(以下 豪遊券)についての思い出を書き込みたいと思います。

当時私は大学を卒業し正社員として働き始めた年に、1週間の休暇を取って九州へ旅をいたしました。目的は写真の豪遊券を使って旅をし、JR九州の特急列車のグリーン車を利用することでした。

豪遊券は1988年3月13日から発売され、当初はJR各社でも発売されておりました。(その後は年が経ちにつれ、発売可能な会社も縮小して行きました。)種類は3日間用と写真の5日間用の2種類が、発売されておりました。

豪遊券はJR九州のJR線全線の特急列車・急行列車・快速列車・普通列車グリーン車から普通車指定席・同自由席を利用することができました。また九州島内完結の急行かいもん号・同日南号のB寝台に限り、寝台も利用することができました。JR西日本山陽新幹線の小倉~博多・博多南JR九州バスは利用することができす、本州からの寝台列車は事前に指定券の発行を受け、JR九州内での座席利用区間(所謂ヒル区間)に限り、利用できました。但し寝台特急さくら号・みずほ号のA寝台車のグリーン車での座席利用区間は、豪遊券であっても利用することはできませんでした。(個室寝台も同様に、利用できませんでした。)

列車の遅延による払い戻しや、使用後の有効期間が残っている場合の払い戻しは一切不可で、使用前の払い戻し手数料は¥850円掛かり高かったですが、当時のJR九州グリーン車は3列シートでソフトドリンクのサービスもございましたので、高待遇な旅をすることができました。また駅レンタカーの割引サービスやもあり、鉄道以外での旅もフォローも充実しておりました。

登場して間もない頃の783系特急電車ハイパーサルーンの展望グリーン車に乗り、特急有明号・かもめ号・にちりん号やゆふいんの森号のハイデッカーで景色を眺めながら、充実した旅ができたのは今でも良き思い出です。

2種類の豪遊券でスケージュルを組みながら旅ができた豪遊券でしたが、787系つばめ型車両が登場し特急つばめ号デビューの年に、残念ながら5日間用が廃止され3日間用のみとなり、787系で新たに誕生したグリーン個室も、豪遊券では利用できませんでした。

その後、名称が九州グリーン豪遊券に改称され、発売もみどりの窓口や旅行代理店のみでの発売になり、廃止されるまでマルス券での発行となりました。(後に定期券・名刺サイズになり、自動改札機も通れる様になりました。)
九州グリーン豪遊券は、2003年9月30日を以て廃止されましたが、久大本線南大分駅で発行して頂いた、印刷された常備式の豪遊券は今でも当方の切符類保管ホルダーに保管されております。

今夜は25年前に利用し、JR九州で発売されていた豪遊券に関するブログを書き込みました。読者の皆さんで鉄道旅行が好きな方々で、豪遊券を使用した思い出や感想等があればぜひ、コメント頂ければ幸いです。


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