阿蘇山噴火の影響で豊肥本線は、今年2度目の災難です!

今朝、九州熊本の阿蘇山の中岳第1火口にて、水蒸気噴火が発生いたしました。阿蘇山の中岳の方を通る、JR九州豊肥本線も降灰の影響を受け現在、阿蘇豊後竹田の間および、熊本~水前寺の間で運転を見合わせております。(10月8日16時現在)
今年の4月に熊本の大震災で被害を受け、阿蘇外輪山の土石流により路盤流失の影響で、運転を見合わせている豊肥本線ですが、復興とこの3連休に観光やボランティア活動で、足を運んで欲しいを願っている自治体や観光業にとってはダブルパンチの打撃だと思います。
地震で被災され現在も生活再建が進まない状況に、熊本阿蘇山中岳の噴火は地元で生活する方々の不安を更に増幅させました。
地震の余震は治まって来ましたが、今度は阿蘇山の噴火となると降灰による清掃作業等の費用も、かなり掛かると思われます。
今回の火山の噴火が早く治まって、自身で被害を受けた被災者の方々の生活が、1日も早く元の生活を取り戻して欲しいと思います。
豊肥本線の特急は前述の通り、全線で運休中ですがキハ183系を使用した特急あそぼーい号が臨時で、大分方面へ運転されます。JR九州キハ183系が大分に来るのは約5年ぶりかと思いますが、自然災害で九州の観光も打撃を受けておりますので、パノラマ車両の特急あそぼーい号に乗車される方々はぜひとも、九州の観光もして活性化して来て下さい。
今月25日に株式初上場となるJR九州ですが、自然災害により株価の上がり下がりが激しくなると思います。長期運転見合わせによる、株式への影響が出た時に株価下落の歯止めが掛けられる様に、代替対応が今後は多く要求されると思います。
JR発足30年を前に魅力的でぜひ乗車したくなる車両を、登場させたJR九州ですので九州新幹線以外の在来線でも、豪快寝台列車ななつ星を他のJR線でも走らせて、日本列島を代表とする最高峰の営業用車両を走らせて、九州の豊富な自然と多くの九州地方の料理を提供できる様なダイニングカーで、東京や名古屋大阪等からの旅客もダイレクトで運んで欲しいと思います。
またキハ183系特急あそぼーい号は豊肥本線が現在、運休中でございますが豊肥本線以外のJR九州路線で今回の日豊本線経由の大分行きの他に、博多から鹿児島本線の熊本を経由し肥薩線人吉を結ぶ、特急あそぼーいくまがわ号の運転や、久大本線周りの特急あそぼーいゆふいん号の運転、更に博多から佐世保線大村線を経由して、ハウステンボスを周る長崎行きの特急も運転すれば、活性化に繋がると思います。(博多~ハウステンボスはこの秋、キハ183系での臨時運転が実現いたします。)
取り巻く環境は厳しいですが、これからのJR九州の活動を大いに期待いたします。

写真は豊肥本線 赤水~市ノ川間の、阿蘇中岳をバックに走るSLあそぼーい号。(2005年8月撮影)



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