山形新幹線の旧塗装は廃止になりました!

昨日の東京発山形行きのつばさ149号の運転を以て、山形新幹線の旧塗装(シルバーメタリック&グリーンライン)のE3系L63編成は廃止となりました。
2014年から順次塗装変更されて来た山形新幹線E3系も、山形県出身のデザイナーでもある奥山清行氏(以下 奥山氏)が考案した、新塗装に変更車両が多くなり、旧塗装のシルバーメタリック&グリーンラインは希少性の高い列車でした。
今月にはイベント列車として新庄発仙台行きの団体列車でも活躍したE3系L63編成ですが、1編成位は従来の塗装でも良かったのではないかと思います。また奥山氏デザインの塗装は、塗装が4色もあり塗り分けも複雑な為、シンプルなシルバーメタリック&グリーンラインの塗装で良かったと思うのですが、この塗装変更案は山形県知事の要望だったので、改軌で不便になった奥羽本線の罪滅ぼしとして、JR東日本が受け入れたのではないかと思います。
JR東日本としては幾ら山形新幹線とて、福島~山形~新庄を在来線扱いの特急で走らせるとは言え、東北新幹線区間では在来線の特急の倍の速度で運転しており、在来線特急電車よりも高速で走る分、検査周期も短いですし車両寿命も短いのですから、派手な新塗装で複雑な塗分けの、新塗装に関しては車両工場の有る仙台総合車両所の現場職員も、相当嫌がったのではないかと思います。
しかし山形県知事の権限でとれいゆ用のE3系新幹線車両を除き、全てのE3系新幹線車両を塗装変更するなんて、JR東日本もお人好しだと思う位の対応です。
私も過去に山形新幹線には数回乗車いたしましたが、そのほとんどが11号車に連結されているグリーン車での移動ばかりでした。何故ならば400系で運転されていた当時の山形新幹線の11号車の先頭車グリーン車は、3列シートで1人での旅や移動が多い私にとっては、とても使いやすく隣席の旅客へ気を遣わずに移動できた為、東北新幹線のみ乗車でも山形新幹線の400系車両を狙って、1人用席のグリーン車を取った位でしたので。
400系新幹線引退後はE3系新幹線の独壇場になった山形新幹線ですが、今から6年前の4月に最後の乗車をして以来、現在までご無沙汰しております。ただE3系新幹線の11号車グリーン車も2列+2列になり、シートピッチは普通車よりも広いものの、隣席に人が座って来るとやはり落ち着かないものです。まあ飛行機ではアッパークラス利用の場合、その限りで無いのはシートベルトを締めて移動する交通機関だからかも知れません。
書き込みが脱線してしまいすいません。E系山形新幹線の旧塗装がリバイバルカラーとして、何時か再現できる機会が有ることを願いながら、新塗装のE3系新幹線が山形新幹線のカラーとして、馴染むことを心からお祈りいたします。
写真は山形新幹線 高畠~赤湯間を走る、E3系新幹線電車つばさ号。(2010年4月撮影)


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