デビューから20年、小田急の特急ロマンスカー30000形EXE!

おはようございます。週末土曜日如何お過ごしですか。朝晩は冷え込んで来ましたが、この週末は箱根の温泉へ1泊2日の旅行と、芦ノ湖から眺める紅葉等を、楽しむ観光客を多くいらっしゃると思われます。
箱根の観光輸送および小田急主要駅での利用者への快適輸送を目的として運転されております、小田急の特急ロマンスカー30000形EXEがデビューしてから20年経ちました。1963年にデビューした3100形特急ロマンスカーNSEが老朽化して来た為、デビューした30000形EXEですが、余りにも機能的な車内構造の為か、歴代の特急ロマンスカー鉄道友の会主催の、ブルーリボン賞を逃した車両でもございます。
ただ分割併合して1号車~6号車は箱根湯本行き・小田原行き、7号車~10号車は片瀬江ノ島行きと需要に応じて輸送できる点は長所でもございます。また定員も展望付のロマンスカーに比べ、多くの旅客を乗せられる点も強みかと思います。更に30000形EXEのコンセプトは、改良型の特急ロマンスカー60000形MSEにも踏襲されました。
さて30000形EXEも誕生から20年経過し、車内の陳腐化も目立って来た為、リニューアルとして来春EXEαがデビューします。先日、愛知県豊川市にある日本車両製造にて、改造されたリニューアル編成が甲種回送されました。
小田急の特急ロマンスカー30000形EXEαの甲種回送シーンを撮影しようと、東海道本線の各撮影地では多くの鉄道ファンが駆けつけ、臨時列車やイベント列車の撮影と同様に賑わいを見せました。
30000形EXEαは、従来の和式トイレを全て廃止し、温水式の洋式トイレへ改造され、座席シートの交換や荷置きスペースも設けられました。また車体の塗装も変更され今までのイメージを払拭する特急電車になりました。
来年の春に定期特急で使用開始されますが、大胆な企画を打ち出し臨時列車として年内にクリスマスエクスプレスや、ニューイヤーエクスプレス、箱根駅伝応援特急等で運転されるかも知れません。もし小田急が先行デビューでEXEαを走らせるならば、小田急線の撮影地は鉄道ファンで賑わうかと思います。ただ冬の乾燥した晴天の元、撮影地でのシャッターチャンスは日照時間短い為、撮影する者としては残念ですが、EXEαがよりいっそう小田急の特急ロマンスカーの一員として、末永く走って欲しいと思います。
ただEXEαで残念な点は、座席シートにPC・スマートフォン用のコンセントが、何故設置してくれなかったのかなと言う点は不満が残りますが、改造コストや予算の関係で設置できなかったのかなと思います。
写真は小田急線の撮影地、開成~栢山を通過する特急ロマンスカーはこね号。(1999年6月撮影分)


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