朝からショックです!

昨日は女優、木村文乃さんが演技指導者の方と、結婚していたニュースにショックを抱き(まあ本人の自由です)、今朝、日課の鉄道掲示板を閲覧していたら、JR東日本E751系特急電車の余剰中間車の、解体画像が掲載された写真を見て、今年8月にJR北海道の785系特急電車(NE303編成)の解体以来のショックを受けました。
E751系特急電車は、老朽化した485系特急電車の置き換え用として、2000年3月のダイヤ改正でデビューした特急電車で当初は、盛岡~青森間の特急スーパーはつかり号で活躍いたしました。その後2002年12月に東北新幹線八戸開業で運転区間が、八戸~青森間に短縮され特急つがる号に改称され、2010年12月の新青森開業まで活躍し、現在は奥羽本線特急つがる号(秋田~青森)で活躍中です。

今回廃車解体された中間車は、前述の2010年12月の東北新幹線新青森開業時に、東北本線での運転を終え奥羽本線で運転する際に、秋田~青森間を6両で運転しても過剰輸送になる為、青森車両センター(現 盛岡車両センター森派出所 以下青森派出所)に保留車として保管されて来ました。しかし繁忙期に増結して使用する機会も無く、昨年11月30日に廃車され車両だけは青森派出所に保管されておりました。

そして11月17日遂に、中間車の解体が始まり2つに切断された写真がアップされました。切断された車両はトレーラーで秋田の土崎工場か、福島の郡山総合車両センターに輸送されると思われますが、製造から僅か16年での廃車解体に残念な気持ちになります。

まあ確かに現在の奥羽本線で6両編成で、特急つがる号を走らせるのは過剰輸送ですが、E751系が製造された当初は東北新幹線が将来的に、八戸や青森へそう遠くないうちに開業することは分かっておりましたし、奥羽本線の秋田~青森で転用する場合も、ローカル特急になることは予想できたことですし、JRの計画性が東日本のみならず他社も、かなり杜撰な感じがしないでもありません。

E751系特急電車も寒冷地の東北青森・盛岡・秋田での運転の為、冬季は豪雪の中で走行するので下回りの老朽化は、暖地向けの特急よりも進行しやすいです。しかしそれならば大して減価償却もできなかったのならば何故、無理にでも青函トンネル対応の強化改造工事を着手せずに、中途半端な485系電車を残存させたのかも理解に苦しみます。

また交流専用の特急車両で製造したのも災いした原因ですが、自社内での車両転用も視野に入れたら、交直流電車で製造しても良かったのではないでしょうか。

まあJR側にも色々と言い分はあると思いますが、ここ数年JRの鉄道経営で、全体的に歪みが来ているのは事実だと思われます。少子高齢化や景気低迷、ライフスタイルの変化で現在は遠出しなくても、ネットで目的の場所を知ることもできますからね。

雨模様の土曜日の朝から、過激なブログになり失礼いたしました。

写真は東北本線(現 青い森鉄道) 千曳~乙供間を走る、特急つがる号青森行き。(2010年11月撮影)
現在は奥羽本線の秋田~青森で身軽な特急つがる号として、4両編成で活躍中。

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