長崎本線の撮影地を走る415系1500番台

JR東日本415系は、今年3月のダイヤ改正で全て引退いたしましたが、JR九州では現在も約140両近くの車両が、筑肥線を除くJR九州の、交流区間および関門トンネルを抜け山口の下関まで運転しております。(JR西日本にも415系800番台が走っておりますが、113系からの改造形式でオリジナルの415系とは互換性ない為、省きました。)

さてJR九州415系では朝の通勤時間帯に12両編成で運転されている列車もあり、小倉~博多間での長大編成を見ることもできます。ただ車両も特に限定運用されている訳では無さそうなので、鋼鉄車体とステンレス車体の混結編成の415系で、走る場合もございます。

写真の415系は今から9年前に、長崎本線の撮影地(現川~肥前古賀)で撮影した写真です。先日当ブログでサロンカーなにわあかつきに関連し、寝台特急あかつき号の写真を掲載いたしましたが、同列車と同じ日に撮影いたしました。

JR九州も将来的に415系電車を、JR九州オリジナルの次世代車両へ置き換えが進むと思われますので、長崎本線を走る長崎行き415系も近い将来、見られなくなるかも知れません。

その根拠として昨日のブログで、同社所属の811系電車が小倉工場で、全車ロングスシート車への改造をしリニューアル工事中だからです。

811系のリニューアル工事ではサイクリスタ位相制御から、VVVFインバーター載せ替え改造もされており、今後も長期で使用する見込みから、415系の鋼鉄製車両から置き換えて行くものと思われます。

JR九州の近郊型電車の半数以上は、自社の車両に置き換えて来たJR九州の近郊型車両は、811系・813系・815系・817系そして非電化区間でも限定距離ながら走行可能な、蓄電池交流電車の819系が誕生し、交流区間もコストパフォーマンスの高い車両が多くなりました。

JR九州の元国鉄型電車は近郊型415系と、福岡市営地下鉄へ乗り入れ、筑肥線で走る103系が僅かながらに残っております。

103系も305系の登場により、6両固定編成は全て廃車解体され、現在は半ば筑肥線内専用の103系3両編成が活躍するのみです。ただ筑肥線103系も特殊車両の為、早晩こちらの方が先に全廃しそうな感じです。

何れにしても地味な車両でございますが、JR九州の元国鉄415系103系を、お早目に撮影いたしますことを、お薦めいたします。

写真は2007年12月撮影


イメージ 1