JR九州の783系電車ハイパーサルーンに、特急かもめ号の長崎運用復活を!

こんばんは。今日で仕事納めの方々は、この1年間お疲れ様でした。もう既に今年の仕事も終了し、早々と故郷へ帰る方や実家へ帰る方、会社の忘年会で飲み会に参加されている方、或いは仕事納めにも拘わらす、残業で遅くまで仕事されている方々もいらっしゃると思われます。また明日まで仕事の為、今日は早く帰宅された方々もいらっしゃると思います。
さて前回クリスマスイブのブログで、JR九州787系電車に関する記事を書き込みましたが、今日は1988年にJR初の新型特急電車として誕生し、1989年から2011年に博多~長崎で走った、特急かもめ号の783系電車ハイパーサルーンに関するブログを書き込みたいと思います。
現在、特急かもめ号で783系電車を使用している列車は全て、博多~佐賀の区間特急のみですが、1989年投入当初は博多~長崎間の特急で運行されておりました。私が初めて博多~長崎間の特急かもめ号に乗車したのは、特急かもめ号に投入された1989年の9月に初めて乗車いたしました。初乗車の時は大学3年生の為、普通車自由席での移動になりましたが、跳ね上げ式の足置きが有ったのを今で覚えております。
その後、特急かもめ号の783系電車で乗車したのは、1991年に大学卒業後9月に遅い夏休みを、会社から取得して九州グリーン豪遊券を使用して、移動した時に初めて783系電車の展望グリーン車に乗車いたしました。前面展望で3列シートのグリーン車は、シートピッチが1200mmとゆったりしており、他のJRのグリーン車のシートピッチ1160mmよりも広い為、行き来するのは楽で気に入ったのを、今でも覚えております。
長崎本線鳥栖~長崎間125.3kmのうち、肥前山口諫早間の60.8kmは単線区間有明湾に沿って長崎本線も走行する為、カーブもきつく行き違いも多く発生する区間で、JR九州のドル箱特急のかもめ号の運転に於いては、JR化後に一線スルーや線路改良もされて、スピードアップもされて来ました。しかし複線化や線路改良にお金も掛かる為、現在でも肥前山口諫早間は単線区間のまま残されており、輸送上のボトルネックとなっております。
ただ2000年3月のダイヤ改正で、振り子式電車の885系電車が特急かもめ号に投入されて、博多~長崎間も時間短縮いたしましたので、その功績は大きいと思います。勿論、783系や787系485系電車に比べると、遥に早い速度と快適性も勝りますので、これらの投入が間違っているとは思えません。
話が脱線いたしまして失礼いたしました。ただ肥前山口諫早間で速度を落としながらも、783系電車にはJR九州の特急電車で唯一、前面展望を大きく望むことができますので速度が遅い分、有明海の景色を眺めながらゆったり旅をすることができるのも、魅力の1つだと思います。四季によって有明海を眺めながら、博多~長崎間の783系電車の特急かもめ号が運転再開するならば、ぜひもう一度前面展望の良いグリーン車で移動してみたいです。
カーブのきつい区間で速度が、885系電車の特急かもめ号に及ばなくても、787系電車のかもめ号とほぼ同等の速度で運転可能な特急電車ですので、JR九州も何とかダイヤや車両運用を工夫し、次のダイヤ改正での運転には間に合わないものの、次回のダイヤ改正で運転再開して欲しいと思います。まあベストなのは日中の運用に783系特急かもめ号の運転があれば、有明海の景色を眺めながらややゆったりした速度で移動できますので、前面展望が好きなファンや乗客にとっては魅力的ではないでしょうか。
ただ787系電車も前面展望は望めないものの、車内は783系電車に比べるとデラックスグリーン車やグリーン個室も連結されておりますので、車内で仲間や家族と他人に邪魔されたくない乗客にとっては、やや不満かも知れませんが。
あとはJR九州の在来線で一部の列車を除いて廃止された、車内販売は復活した際に783系電車のグリーン車で、前面展望を楽しみながら、車内販売で購入した煎れたての珈琲を飲みながら、移動するのも悪くない旅かなと思います。
写真は長崎本線 肥前大浦~多良間のカーブを通過する、783系電車ハイパーサルーンの特急かもめ号。(2004年12月撮影)



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