インカーブを通過する特急きのさき号!

おはようございます。今年も今日を含めてあと2日となりましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。
さて今日の鉄道写真は、2012年6月1日から2015年10月30日まで、山陰本線の京都~城崎間の特急きのさき号に充当された、381系電車の写真をお届けいたします。
こちらの写真は山陰本線の撮影地、上夜久野~下夜久野のインカーブ通過時に撮影いたしました。振り子式電車の381系がカーブの多い山陰本線で、短期間ながらも見られたのは嬉しいことです。ただ残念ながら山陰本線の京都~城崎間や福知山線の全線区間では、381系電車が振り子機能を生かして、カーブを高速に通過することのできる架線や線路になっていなかった為、残念ながら振り子機能は使われてなかったみたいです。
それでも同区間を走る485系電車から改造された183系の原型車両に比べれば、まだ乗り心地と車内のグレートは良かったと思われます。
残念ながら381系電車を山陰本線の京都~城崎、福知山線の尼崎~福知山で乗車せずに、運転終了してしまった為、どの様な乗り心地だったのかは定かではございません。
ただ1号車のグリーン車は3列シートで定員も多かったので、かなりゆったりして移動できたのではないかと思います。まあ国鉄時代の末期は財政的に厳しい時期で、翌年のJRへの分割民営化も予定されておりましたので、福知山線全線電化時に381系電車を投入したくても、できなかったのは残念でしたが、もし投入されていれば当時183系電車で走っていた特急北近畿号も、もう少しスピードアップして走行していたのではないでしょうか。
まあ今となってはJR西日本に、次世代特急電車の287系と北陸新幹線で余剰になった683系2000番台が、289系に改造されて走っておりますが、289系は特急きのさき・はしだてまいづるから撤退し現在は、特急こうのとり号と特急くろしお号のみで走っております。
特急こうのとり号で使用される289系電車のグリーン車で最近、重要部検査で出場した編成で、一部の車両が半室グリーン車へ改造された様ですが、これならば特急くろしお号の編成と差し替えて、特急くろしお号で使用されている287系電車を、特急こうのとり号へ充当すれば良かったのではないでしょうか。
どうもJR西日本も時々、車両運用に関して理解できない不可解なことをしておりますので、車両の計画性は他のJRと同様にあまり深く考えずに運用しているのかと思います。
さて写真の撮影地は上夜久野~下夜久野の駅から歩くと、かなり歩かなければならない場所でございますので、マイカーやレンタカー又はタクシーで移動されることを、お薦めいたします。同区間は単線区間で山間を走行いたしますので、列車の輸送密度は低いですが、カーブも連続しておりますので、シャッタースピードも超高速シャッターでなくても撮影は可能です。
この年末年始に足を運んでみては如何でしょうか。但し冬季は積雪もございますので、足元には注意して下さい。
写真は山陰本線 上夜久野~下夜久野を通過する、特急きのさき号の城崎行き。(2013年3月撮影分)


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