快速エアポート成田号の東京~成田空港間の利用者も減少か!?

こんばんは。阪神大震災から22年を迎えた1月17日、皆さんは如何お過ごしですか。
JR東日本では成田空港へのアクセスとして、特急成田エクスプレス快速エアポート成田、千葉からの209系普通列車を運転しております。その中で快速エアポートの東京~成田空港利用者が、東京~成田空港を結ぶ格安高速リムジンバスの、東京シャトルとTHEアクセス成田に奪われている感じがいたします。
以前、夜間に千葉駅から成田空港第2ビルへ移動の際、快速エアポート成田号のグリーン車に乗車いたしました。千葉駅でほぼ満席のグリーン車は、都賀・四街道・佐倉と停車するに連れて、利用者も下車し成田で下車した乗客は僅か数人、空港第2ビルで下車したのは、私1人だけでした。
普通車から下車した乗客も少なく、東京~成田空港間の利用者は完全に前述の格安バスへ、移行された様な感じです。
もし快速エアポート成田号で成田空港へ移動される方は、高速リムジンバスの運行していない駅からの乗車か、神奈川県方面からの高速リムジンバスの運行駅でない最寄駅からの、利用者だと思われます。
快速エアポート成田号で東京~成田空港(空港第2ビル含む)の運賃は、大人¥1320円でこれにグリーン車を利用する場合、事前購入の料金は平日¥980円・休日¥780円です。これでは格安高速リムジンバスには太刀打ちできないですね。
快速エアポート成田号の場合、途中駅で特急成田エクスプレス号や特急しおさい号の待避や、時間調整で東京~成田空港間の所要時間は90分~100分掛かり、東京駅も総武地下ホームで4階下からエスカレーターで地上に上がる為、東京駅での移動時間も要します。
格安高速リムジンバスと運賃面で僅かに負け、所要時間で負けている快速エアポート成田号ですが、メリットと言えば時刻表に明確な時間通りの運行で、横須賀線直通電車もあり東京以遠からの移動の場合は便利なこと、グリーン車利用の場合トイレ・洗面所もあり洗面所では歯磨き・化粧・髭剃りができること、更にグリーン車には車内販売が有ることが、メリットかと思われます。
しかしその様な長所が有るにも拘わらず、東京~成田空港を通しで利用する乗客は、減少して来ていると思います。成田周辺地区から東京方面へ通勤する乗客も、成田~空港第2ビル又は京成成田~東成田又は空港第2ビルへ電車移動し、空港第2ビルのターミナルから発車する、格安高速リムジンバスで通勤されている方もいらっしゃると思います。
事実、東京シャトルでは50枚綴りの回数券を、¥42800円で発売し有効期間は廃止まで無期限ですので、この回数券を購入して?朝の成田空港から東京へ通勤されている、会社員もいらっしゃるのではないでしょうか。1枚辺り¥856円も魅力ですからね。しかもバスによってはコンセントも、装備されておりますから。
まあ幾らLCCの航空運賃が安いとは言え、50枚綴りの回数券を旅行者が購入するとは思えませんからね。購入するとなると空港勤務者や、成田周辺地区在住で東京へ通勤されている方、或いは企業の総務で海外出張が多い会社位ですからね。
改善策としては本数の増発や、東海道本線方面のへの直通(例えば熱海・伊東・沼津等)列車の設定を要望したいですが、成田~成田空港間は単線で特急成田エクスプレスも走っておりますので、それも難しい処かなと思います。JRも快速エアポート成田号で成田空港への乗客が減少しても、佐倉・四街道から乗車してくれれば良いと思っておりますので、改善策もあまり期待できないと思います。
先日ブログで書き込みした、特急成田エクスプレス号の末端利用者の改善策を書き込みましたが、快速エアポート成田号に関しては、途中駅からの利用者も多いので東海道本線の延長運転を含め、期待できないのは間違いなさそうです。逆に運転本数の減便は考えられそうですが。(笑)
写真は総武本線の撮影地モノサクこと、物井~佐倉間を通過する、快速エアポート成田号E217系。(2010年6月撮影)



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