振り子式車両の増結は難しそうです!

こんばんは。今日も寒い1日でしたが、週末金曜日如何お過ごしですか。

来月4日に実施されるJRグループダイヤ改正で、今月のブログでも書き込みいたしましたが、特急かもめ号が増発される事になりました。

1本は鳥栖駅で、特急有明号との増結になりますので、783系ハイパーサルーンが充当されると思います。そしてもう1往復は博多~佐賀間の運用を、長崎延長で増発されますが増発に伴う、使用車両が未だ確定して居ない様なので、何とも言えない状況でございます。

特急かもめ号に充当される車両は、885系787系・783系の特急電車が使用されますが、885系や特急ソニック号で使用される883系の、振り子式特急電車で運転する場合、6両編成や7両編成の885系883系を増結して、12両編成や14両編成での運転は行われておりません。

JR九州の駅で12両編成が停車できる駅も、限られた駅になると思われますし、長崎駅のホーム有効長も多分、300mも無いと思います。(実際に調べておりませんので、悪しからず。)

国鉄時代に九州地区で長大編成に対応するプラットホームが有るのは、門司 小倉 博多 佐賀 熊本 大分 西鹿児島(現 鹿児島中央)等の駅に限られておりましたし、宮崎駅も高架化に伴いホームの有効長が短くなって、嘗て485系583系で運転されていた山陽本線からの列車が12両編成で停車できたものが、今は10両編成位に短縮されておりました。

確かに地方都市の駅で、東京やその周辺の近郊、名古屋・大阪等の様に、長いプラットホームも必要無いですから、貨物列車の廃止や線路改良工事、高架化工事でホームが現在の様に短くなる傾向が続くのも、少子高齢化社会による人口減少時代にには、当然の成り行きかと思います。

ただ繁忙期に混雑した特急列車への対応として、JR九州の特急電車は783系や787系を増結用に用いて、883系885系は一切、増結を行わない車両なのではないかと思います。まあ実際に883系が14両編成で運転された実績や、885系が12両編成で運転された実績は皆無ですからね。

強いて言えば過去に885系で、山口下松に有る日立製作所から甲種輸送の際に、6両編成×2の12両編成で輸送されただけだと思います。(実際にその様な甲種輸送が行われたかは、定かではございませんが。)

まあ振り子式車両で運転される特急かもめ号は、時間帯によってはかなり混雑いたしますし、長崎本線肥前山口諫早は単線区間で、ダイヤ設定上のボトルネックとなっておりますので、車両の差し替えを行って効率の良い、車両運用に努めて欲しいと思います。

写真は長崎本線 現川~肥前古賀間を走る、特急かもめ号の長崎行き885系。(2007年12月23日撮影)


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