おはようございます。今朝の東京は快晴の天気ですが、今日は日本海側を中心に大雪や強風の予報が出ており、被害が出ないことを祈りたいと思います。
さて今日はJR四国の松山運転所に配置されている、キハ54形ディーゼルカーの写真を、掲載いたしました。キハ54形ディーゼルカーは暖地向けでJR四国所有の0番台12両と、酷寒地向けでJR北海道所有の500番台29両(うち1両は事故廃車)が、配置されております。
キハ54の運転区間は、予讃線の松山~宇和島・内子線全線・予土線全線で運転されております。日中は1両の単行ワンマン運転で、前述の区間を往復しております。また通勤・通学のラッシュ時にはキハ47形2両と連結して、スムーズな輸送?に貢献しております。
車内はロングスシートでトイレはございません。短距離移動のローカル線仕様を目的として製造され、コスト低減いたしましたので、国鉄末期時代に製造されたのキハ54は、暖地向けに関して言えば極力コストを削減した仕様かと思います。
キハ54は一時期、12両全車が高知運転所へ転属となりましたが、1000系・1500系ディーゼルカーの運転に伴い、全車再び松山運転所へ再転属となりました。
製造から30年が経ち、JR四国でも次世代のディーゼルカーが登場しておりますので、トイレも無く廃車発生品を使用しているキハ54の今後の運用も気になりますが、当分は現状維持のまま運転されることと思われます。ただ車内設備の構造や外観からすれば、ジョイフルトレインの様な大規模な改造が行われる可能性は、低いのではないでしょうか。