正社員で再就職に拘る時代ではない!

こんばんは。今日の東京は春一番の吹く暖かい日でしたが、今夜の居酒屋は仕事帰りの会社員やOLが、羽目を外して飲食されていると思います。

2月も中旬になり、会社の業績悪化やご自身の健康や家族の介護で、昨年末や先月に自己都合退職や会社都合退職で、離職した中高年の方々も多くいらっしゃると思います。

再就職の為に朝から所轄のハローワークに足を運び、パソコン画面と睨みながら職を探す人・失業保険の認定を受ける人、或いはコネや転職エージェントを利用して、次の再就職に向けてキャリアの形成をされていると思います。

しかし中高年が正社員として再就職できる割合はかなり低く、履歴書や書類を郵送しても年齢で引っ掛かったり、面接にも漕ぎつけられない求職者も、かなり多いと思います。

この様な状況だけでも中高年は不利益なのに、更にご結婚されてご家族の居る家庭では、お子さんの教育費や住宅ローンにマイカーローンと、三重苦の負担を抱えていたり、その方々のご両親も高齢者で介護の面倒を看なければならない状況で、大変な環境下での再就職活動に、ストレスも増大すると思います。

確かに従来の日本では、新卒で就職した会社に、定年まで勤務して働く事が美徳とされて来ました。しかしバブル崩壊後は日本の年功序列制度や終身雇用制度は無くなり、企業は要らない社員を数多くリストラして来ました。その後、小泉元総理大臣就任時期に、派遣雇用の規制緩和をして、職種の制限を撤廃いたしました。

その頃から企業も正社員雇用を辞め、必要な時に人材を確保し要らなくなったら解雇や契約解除が可能な、派遣社員で賄う様になりました。

派遣社員の数は年々増加傾向で、嘗ては女性の専売特許でしたが、現在は老若男女問わず派遣社員で働く人も増えて来ております。

これは前述の通り、中高年は正社員で再就職するには、余りにも厳しくかと言って何時までも失業生活を続けて、再就職活動しても金銭面・精神面・肉体面での負担が大きい事もさることながら、所帯持ちの家庭では少しでも収入を得て、家族に迷惑を掛けたく無い気持ちも、一因かと思います。

今後、日本での正規雇用は激減して行き、派遣社員契約社員・嘱託社員と言う非正規の増加は、避けられない状況でございます。また正社員としえ再就職ができたとしても、年収の大幅なダウンや自ら思い描いていた職場とのギャップ、年下上司から使われる屈辱感も有り、短期間で辞めてしまう人も少なくありません。

また長年のキャリアもある為、若年層の新人よりも厳しい転職先の要求も求められて来ますので、ストレス増大や負担も強くなって来ます。

これらのことを覚悟の上で正社員として再就職をどうしてもしたい人は、まず家族や周りの価値観を見直して、非正規で再就職をしてみては如何でしょうか。非正規で再就職する場合、どうしても正社員に比べて給与は安く、ボーナス・退職金・雇用保証はございませんが、体調が悪い場合やご家族の介護で休みたい時は、正社員に比べてかなり緩いので、自分の時間を確保しやすいのがメリットです。また長期雇用が決定すれば、社会保険の加入も可能になりますので、アルバイトよりもメリットはあると思います。

更に副業も正社員で副業するよりも、派遣社員契約社員の方が、時間的にも楽にできますので、ボーナスや退職金が出ない派遣社員は、副業によりいっそう力を入れた方が良いと思います。但し副業実行するのであれば、体の負担の大きい雇用される仕事(コンビニのアルバイト、居酒屋のアルバイト、コールセンター業務等)は、止めておいた方が良いと思います。本業に支障を来たす割合も多く、人間関係の負担も大きいからです。
最も良いのはネットを使用した副業がベストだと思います。ネット副業で主なものは、ネットオークション転売、アフィリエイトクラウドワークス、FXや株式等の金融投資等です。

これらのネットビジネスの副業であれば、人間関係で悩む必要もございませんし、自らの時間をスケジュールに合わせてお金を稼ぐことができます。

テレビの視聴時間や飲み会等の時間を、副業に振り向けることでリスクヘッジも生きて来ますので、先ずは自らできそうなネット副業から始めてみては如何でしょうか。なお金融投資はある程度の資金は必要になりますので、お金を掛けたくなければポイントサイトやアフィリエイト(最初は全く稼げませんが、根気よく継続して行けば、成果は出て来ます。)又は、クラウドワークスから始めてみれば良いと思います。

嘗て日本の大手企業で名を連ねた会社は現在、業績悪化や粉飾決済等で、大幅な人員のリストラやボーナスカット、給与削減と希望退職を募集しております。また大企業の追い出し部屋には、今日も会社から辞めて欲しと思う人材を、パワハラやセクハラ紛いで辞めさせようとしている企業、多いと思います。

昨年、電通の過酷な勤務とパワハラを受け、自殺された東大卒の女性社員の方の様に、新卒で大手の一流企業へ就職しても順風満帆な会社員生活とは無縁の労働で苦しんでいる若い社員も、数多くいらっしゃると思います。

日本では親・親類・教師・友人・近所の人・マスコミ・世間の古い価値観で、未だに苦しい人生を強いられている人々が多いと思います。しかし自分の人生で窮地に陥っても、助けてくれません。

その様な古い価値観と能書きを押し付けられ、自分の可能性を潰されてまで、日本の古い美徳に従う必要はあるのでしょうか。私ははっきり言って無いと思います。

もし息苦しさを感じた場合は逃げたり、休んだりして自らの体を労わって下さい。

皆さんのもっと自らの人生に対して、向き合ってみては如何ですか!