下関に僅かながら配置されていた117系電車ですが、山陽新幹線と接続して新幹線停車駅の無い快速列車として、運行していた訳では無いので、十分に運用できたのか否かは定かではございませんが、前面のヘッドマークも白幕表示で、腰掛け的な存在の運用だったのではないかと思います。
私は残念ながら、下関総合車両所配置の117系に乗車した事はございませんが、2片側両開き2扉の車両なので、通勤・通学時間帯には117系の運用を避けて、クモハ123+105系の3両編成や115系3扉4両編成で、運行していたのではないかと思います。
今更ながら思うのは車社会の山口県でも、鉄道利用者へのサービス改善として、せめて岩国~下関を結ぶ快速電車として運転しても、良かったのではないかと思います。嘗て153系電車の快速列車で広島~下関を結び、山陽新幹線のフォローをした列車もございましたが、現在は岩国迄は広島シティ電車の快速列車が、227系のレッドウイングで運転されておりますので、岩国以西の山陽新幹線の停車駅が無い、山口県内の市の主要駅を停車する、快速列車を運転しても良かったのではないでしょうか。
岩国からの停車駅は、南岩国 由宇 大畠 柳井港 柳井 光 下松 徳山 新南陽 戸田(一部停車) 防府 新山口 宇部 小野田 厚狭 小月 長府 新下関 幡生 下関の停車駅で運転すれば、旅行者や山口県内を地方都市間移動する用務客等には、喜ばれたのではないでしょうか。
まあ山口県内の山陽本線も、少子高齢化・過疎化も進み県内移動者も、マイカーで移動される方が多いですから、JR西日本も県内鉄道移動者に対しても、山陽新幹線で移動して欲しいので、敢て快速列車の設定をしなかったのも納得できます。
227系電車が下関に配置された時は、快速列車の運行の実現が叶えば良いと思います。
撮影日は2009年3月8日