今回回送された編成は、主に磐越西線で使用された「赤べえ」ラッピングのH10・H13編成です。秋田総合車両センターへ回送された719系は現在、同工場内に入場中とのことですが、何の為に回送されたのか謎が深まります。
考える理由としては、下記の理由かと思います。
1.昨年1月に踏切事故で損傷した701系の代替輸送の為、一時的に転属した。
2.イベント用の列車に改造する為に、秋田総合車両センターへ回送された。
3.郡山総合車両センターでの解体が、スペースの関係でできなくなり、秋田総合車両センターで解体する為に回送された。
4.郡山総合車両センターで解体予定だが、疎開留置と部品取りの為に秋田総合車両センターへ回送された。
以上の理由が考えられますが、わざわざ首都圏を経由し、仙台から秋田へ回送されている為、奇怪な配給回送から推測すると、701系修繕回復までの繫ぎ運用として、秋田へ配給された可能性も高いですね。
ただ冬季に使用する場合、719系で秋田地区の運転に支障が出ないか懸念されますが、磐越西線の郡山~会津若松・喜多方の豪雪地帯で運用されておりましたので、大丈夫かと思います。その他には羽越本線で秋田~酒田で運転する場合に、塩害対策の改造工事も必要になって来ますので、ちょっと手間が掛かりそうですね。
阿武隈急行には8100形電車が2両9編成の合計18両がございますが、側面のドアが片開きと両開きの2ドアですので、JR線で仙台に乗り入れる場合は、ドア数が少ないので遅延発生にもなります。
2両3編成位でも譲渡して、阿武隈急行A719系として走っても良いのではないでしょうかと、老婆心ながらに思うこともございます。その際に8100形電車の一部を側面の特異なドアを生かして、ジョイフルトレインに改造すれば良いのではないでしょうか。まあ車歴が30年近くなりますので、車両の整備費用や減価償却を含め厳しい点もございますが。
その他に第3セクター路線として、いわて銀河鉄道にや青い森鉄道の、719系として譲渡するのも良いかも知れません。まあ下回りが元国鉄の485系や457系等からの廃車発生品ですので、車体は持つにしても下回りのメンテナンス時に、今後は手間取りそうですね。