もしも快速ムーライト九州が復帰したならば

2008年から2009年の年末年始を最後に、運転を終了した快速ムーンライト九州号ですが、もし運転再開するとすれば今度は、特急型車両の681系・683系で運転されるのかなと思い、ブログに書き込んでみました。

1990年に関西~九州を結ぶ、快速ムーライト九州が臨時列車として運転開始されましたが、同区間を走る高速バスへ対抗する為に誕生いたしました。

それ以前には国鉄時代に夜行急行も運転されておりましたが、利用率低下の為に廃止されました。関西~九州へ移動される方は比較的多い方だと思いますが、現在は昼間の交通機関で移動される方が多く、山陽新幹線を始め航空機、高速バスで移動される方々が、ほとんどだと思います。しかし夜行バスも運転されておりますので、運賃を安く済ませたい学生の方や若い方、或いは早朝から仕事や旅行をされる方を中心に、利用者が居ると思われます。

そこでもしJRが再度、関西~九州を結ぶ夜行列車を運転再開させた場合、充当される該当車両をピックアップすると、681系・683系が有力候補かと思います。

快速ムーライト九州が廃止に至ったのも、車両の老朽化や機関車の付け替えによる時間のロス、上下着駅ではラッシュ時間帯に掛かり列車ダイヤの調整が難しい事等が、廃止された理由かと思います。

JR西日本にも12系客車・14系客車(イベント用)と機関車は、EF65PFやEF81が現在も残っておりますので、僅かな期間限定で有れば運転できなくもないと思いますが、JR九州で旅客を牽引できる機関車が、ディーゼル機関車になり両数も多く無い為、JR貨物へ借りるしか無いかと思います。まあJR西日本でEF81を京都・大阪から博多まで、通しで運転しても良いと思いますが、山陽本線でEF81を通しで運転した実績が全く無い為、ちょっと無理が有るかなと思います。

681系・683系での運転で再開した場合、交直流の特急電車ですので交流区間20000V(60Hz)で有れば、JR九州の交流区間でも運転は可能です。(JR東日本の交流区間JR北海道の交流区間は50Hzの為、運転不可です。)ただJR九州で681系・683系を運転させる場合、試運転期間をかなり取ってJR九州の乗務員にも慣れて頂く必要も有るので、長期的な訓練も必要不可欠だと思います。

しかし試運転で関門トンネル通過やJR九州の門司~博多で運転しても、特に問題無ければ681系・683系も130kmで走る事は可能ですので、JR九州の福岡都市圏のダイヤも影響受けずに済む点は、長所かと思います。

車両の編成は基本編成にはグリーン車付の6両編成と、付属編成の3両編成の2種類がございますが、リクライニングシートとは言え、普通車はあまり倒せないのもネックでございます。またグリーン車付の基本編成で運転する場合、グリーン料金も快速で運転した場合、料金も上限が出て来てJRにとっては、あまり稼げないデメリットもございます。ただ乗客が快速種別のムーライト九州で、グリーン車を利用する場合は背もたれも倒れ、毛布もサービスで付いており(数に限りが有ります。)定員も少なく、車両の行き来が少ない為、静かに移動する事が可能です。

ピーク時期には増結も容易に可能ですので、最大で12両編成で運転する事もできる点は、681系・683系の快速ムーライト九州でもメリットが有りそうです。まあ最大12両編成で運転される場合で有っても、京都・大阪~小倉・博多の主要停車駅での乗降には、特に支障も無くドアカットする必要性も無いですからね。

あと夜行列車として681系・683系で運転させる場合、運行性格上夜行運転に対応した減光装置は多分、取り付けらていないと思いますので、減光可能な装置の改造が必要になると思います。その他は現行通りで良いと思います。

今日はJR西日本の681系・683系特急電車で、快速ムーンライト九州を運転した場合について、ブログへ書き込みいたしましたが、運転再開が実現する可能性は夜行列車の為、JR西日本JR九州の乗務員確保等の問題で、低いと思われます。しかし将来もしも、関西と~九州を結ぶ夜行列車が復帰した場合、恐らく681系・683系が運用に就くと思います。北陸本線の特急サンダーバード号や、特急しらさぎ号も北陸新幹線敦賀まで開業した場合、敦賀から京都・大阪・神戸方面は新快速に統一される可能性も高いですし、特急しらさぎ号も車両運用の効率化やJR東海との乗り入れの関係で、廃止される可能性も高いです。

その時に車両運用で余裕が出て来た場合、681系・683系も交直流電車として、能力を発揮するとなると関西~九州方面の、夜行快速列車での活躍かなと思います。

今日はちょっと妄想を交えて、書き込みしてみました。

写真は島本~山崎間を通過する、681系特急サンダーバード号。(2008年3月撮影)



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