有効活用されているJR東日本のE257系500番台特急電車

おはようございます。5月最後の日曜日ですが、如何お過ごしですか。昨日は埼玉大宮にて、大宮総合車両所の一般公開等が行われ、会場は多くの来場者で賑わったと思います。

さてJR東日本の千葉支社の国鉄型特急車両の置き換え用としてデビューした、E257系500番台の特急電車は東京湾アクアラインのバスの増便で、内房線の特急さざなみ号を中心に本数が削減され、幕張車両センターに95両配置のうち45両が余剰となっていると、鉄道ブログ等でも書き込まれておりましたが、5両編成で運転可能なので小回りが割と利き、臨時列車や団体列車にも使用されております。基本1号車~5号車又は6号車~10号車でグリーン車も連結されておりませんので、容易に等級種別も変更できますからね。

以前、当ブログでもE257系500番台の余剰車の有効活用策として、東武日光線の特急日光号の増発に伴う、東武鉄道乗り入れの為の保安設備取り付けの改造や、修学旅行用として運転区間の拡大等を提案し書き込みいたしました。

昨日・今日は京葉線新習志野から、宇都宮線の黒磯を結ぶ快速、那須満喫号が運転されており、特急型車両で快速列車として乗れるお得な列車に、利用者の私は嬉しい反面、何だか特急料金不要で乗るのが、申し訳無い気持ちになります。

しかしJR東日本も積極的に有効活用して、折角の車両を余剰休車にしない点は、評価されるかと思います。千葉方面の臨時特急列車の、あやめ祭り号も昨日から新宿~鹿島神宮で運転開始されましたが、運転区間にあまり変化が無く、多くの利用者の集客を見込めない状況がやや残念な処でございます。あとヘッドマークも「特急」又は「臨時」の表記が残念でございますが。

理想的な運転経路や発着が新宿では無く、池袋や大宮又は発着にして更に渋谷・品川・東京と停車し、横浜方面からの列車を連結すれば、10両編成で多くの利用者を見込めたのではないかと思います。品川・東京経由にすれば新幹線からの乗換客も乗換回数を少なくなり、秋葉原経由や錦糸町からの利用を回避できますからね。

渋谷・品川・東京経由だと遠回りで埼京線湘南新宿ラインの列車に、特急成田エクスプレス号も走っておりますので、線路容量の関係でダイヤもネックな点も秋葉原経由になったのでは無いかと思います。しかしやや利用し辛いのは否めない点でございますね。

しかし何はともあれ、今年も千葉香取の水郷で、あやめの花が見頃になる季節に、臨時ながらも特急がE257系500番台で運転されるのは、嬉しい限りでございます。欲を言えば季節列車で良いので、鹿島線に1往復だけでも特急を走らせて欲しいと願っております。高速バスの台頭で東京~鹿島神宮も独壇場ですが、高速バスの発着していない東京近郊地区からの発着にすれば、まだ巻き返しは可能だと思いますので。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

写真は総武本線 物井~佐倉間を走る、特急しおさい号の銚子行き。(2010年6月撮影)


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