全編成がリニューアルされる小田急ロマンスカー30000形EXE

こんにちは。早いもので6月も間もなく終わりですね。ここ数日、関東地方は梅雨前線の影響で、雨模様の天気が続いておりますが、天気が悪いと撮影もテンションが、下がり気味になります。

さて小田急線の特急ロマンスカーで使用されております、30000形電車EXEは今年3月にリニューアルされた、EXEαがデビューいたしましたが、今後は順次リニューアルされたEXEαに生まれ変わりますので、登場時のオリジナル塗装は見納めになります。

3100形NESの置き換え用としてデビューした30000形EXEも唯一、ブルーリボン賞を逃した小田急の特急車両の為、相当デビュー当時は不評だったと思われます。

ロマンスカーと言えば、前面展望車から眺めて移動できるのが特徴でしたので、定員増や輸送力増強で展望車を廃した30000形EXEも現場からは、あまり良い評価を得られなかった様です。

但し10両編成のうち、1号車から6号車までの6両編成と、7号車から10号車までの4両編成に分割可能な為、相模大野で特急はこねさがみと、特急えのしまの分割併合できる点は、小田急線の過密ダイヤで、特急を新宿~相模大野で1本の列車として、運転できる様にした点は評価は高いと思います。

30000形EXEの基本が、後の東京メトロ千代田線乗り入れ対応の、60000形MSEにフィードバックいたしましたからね。(車内の高級度は60000形MSEの方が上ですが。)

30000形EXEも初期車の登場は、1996年にデビューいたしましたので、車内の陳腐化や機器類の劣化を含めて、リニューアルされる事になりました。

リニューアルされた30000形はEXEαと名付けられ、外板の塗装も変更され明るい色になりました。また車内も大掛かりにリニューアルされ、和式トイレを廃止し全て洋式トイレに改造され、うち1両はバリアフリー型のトイレに改造されております。

EXEαは現在1編成が、営業運転されておりますが今後、検査期限を迎えた車両から順次EXEαに改造されます。

オリジナル塗装も少しづつ見納めになりますので、沿線の撮影地で紫陽花の花を入れて、30000形EXEを撮影してみては如何でしょうか。

写真は小田急小田原線の新松田~渋沢間を通過する、30000形EXEの特急さがみ号。
(2014年2月撮影分)


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