花月川の橋梁は全長90m弱の橋梁ですが、古いガーター橋の為、今回の様な川の増水が発生すると、脆くも流失してしまう結果となりました。(反面メンテナスはトラス橋等よりも、容易でコスト面で安くなるそうです。)
当然、博多と由布院・大分・別府を結ぶ、特急ゆふいんの森・特急ゆふは復旧工事が終了するまでは、全線運休となるか或いは、大分で博多からの特急ソニックや特急にちりんシーガイア等に接続し、特急ゆふ号に限り大分~日田での、運転になるのではないかと思います。
一方、特急ゆふいんの森は、キハ71系・キハ72系の各1編成しか無い為、久大本線での運転は豊肥本線のキハ183系の特急あそぼーいと同様に、運転される確率は低い状況かと思います。但し特急ゆふいんの森の車両は前述の通り、2本ございますので、運転区間の需要と利用率を考慮するとキハ71系が1往復、別府~日田で運転されるのではないかと思います。
大分由布院へは福岡の天神から高速バスが出ておりますので、由布院へ訪れる観光客はいらっしゃると思います。しかし鉄道利用者は、小倉から日豊本線周りで由布院への移動となりますので、鉄道利用者は昨年と同様に減少は免れない状況かと思います。
1日も早い復旧を願いたいと思いますが、花月川の河川の氾濫が過去に、何回か発生している状況だと花月川の橋梁をコンクリート橋として新たに建設する場合、長期間の運転見合わせと特急列車の運休が免れないと思いますので、流失したガーター橋を再利用して復旧させるのか或いは、新製の橋梁で復旧させるのかは、今後のJR九州の動きに次第になるかと思います。
さてゆふいんの森は、九州の大都市博多から大分の観光地由布院を結ぶ、観光列車でございます。特急ゆふのキハ185系と異なり、ビュッフェも有るハイデッカーの車両でございますので、博多とダイレクトに結べない状況編成数の多いキハ72系の方は、久大本線を走る可能性は低いと思います。
しかし全く運転しないのも、あまり良く無いと思いますので、臨時列車として新規特急列車を運転してみては如何でしょうか。
大村線・長崎本線長与経由は非電化区間ですので、キハ72系を運転したとしても、十分に能力を発揮できると思います。ただ長崎本線・佐世保線・大村線を、今まで走った事が無いので試運転が必要になりますが、キハ72系のハイデッカーから眺める大村湾やハウステンボスも、最高の景色となるのではないでしょうか。
今後のJR九州の運転ダイヤに注目したいと思います。