EF210が牽引する石油返空8586レ貨物列車

昨日の当鉄道ブログでは、武蔵野線を通過する郡山貨物ターミナル発、川崎貨物ターミナル行きの8072レ貨物列車に関するブログを紹介いたしました。

今日も同じく先月撮影分の、武蔵野線を通過する貨物列車に関するブログを、紹介いたします。写真は武蔵野線の撮影地、西浦和北朝霞間を通過する、8586レ石油返空貨物列車です。

こちらの貨物列車は、宇都宮貨物ターミナルを13時33分に出発に、川崎貨物ターミナルへは16時37分に到着いたします。

下り列車の貨物は、川崎貨物ターミナルを4時41分に出発し、宇都宮貨物ターミナルへは7時37分に到着いたします。到着後その貨物は、宇都宮の石油施設やタンクローリーに、石油を積載にタンク貨車の石油が、空になるまで給油作業となります。移し替えが終了いたしますのと、タンク車を集結させEF210電気機関車へ連結し、空車返送の運転が行われます。


8586レは8072レと同様に、東北本線宇都宮線)~武蔵野線を経由し運転されております。こちらの貨物列車の牽引機は、前述の通りEF210直流電気機関車が牽引いたしますが、タンク貨車は大抵タキ1000形が連結されております。

タキ1000形は1993年に製造され全車が、日本石油輸送日本オイルターミナルが所有する私有貨車として、968両が製造されております。(2016年9月現在)


タキ1000は事故や東日本大震災で被災し、48両が廃車になりましたが、同時に新しく新製されたりしておりますので、実際の両数は920両となっております。


最高速度はコンテナ貨車のコキに比べると、最高速度95kmが限界ですが、危険物の積載の為、速度が遅いのはやむ負えないと思います。


タンク車タキ1000の車扱貨物は、その他にも川崎貨物ターミナルと群馬高崎の倉賀野を結んでいたり、千葉貨物から倉賀野を結ぶタンク貨車も運転されておりますので、興味がございましたらネットで調べてみるのも良いと思います。


前述の貨物列車は武蔵野線でも運転されておりダイヤは、JR東日本JR貨物で調整しながら運転されておりますが、タンク車へ石油の積載が全く無い場合は、運休になる場合も有り単行機関車の回送するシーンも、見る事ができます。

ダイヤ改正で各貨物ターミナル経由して運転された車扱貨物も、あまりにも時間を要して効率悪い為、国鉄末期の頃は廃止されたりしましたが、タンク車もコキ等の混載貨物は見掛けなくなり、編成美は綺麗なもののコモディティ化してしまったのは残念です。

私たちが普段利用する旅客列車とは異なり、地味な役目を担い物流を運ぶJR貨物ですが、荷主からの荷物を安全かつスピーディーに、輸送して今日も運行されております。


写真は武蔵野線の撮影地、西浦和北朝霞間を通過する、EF210型電気機関車牽引の8586レ貨物列車。

撮影日2017年6月23日撮影


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