他の方々の鉄道ブログでも取り上げられておりますが、現在の編成を更に短縮して、中間車は解体になるだの全車解体になる等の、書き込みがございましたが、真意は定かではございません。
1963年に3000形SEの増備版として製造された、3100形NESは1999年に定期運行を終え2000年に全廃されました。
複々線工事や新型車両の増備もしなければならない状況で、少子高齢化による運賃収入の減少や、長引く不景気で箱根や江ノ島の観光客も減少している状況からすると、固定資産税やメンテナンス費用でコストも要する保存車を、全編成保存する訳に行かないと思いますので、小田急電鉄の保存車が今後、解体されて現存しなくなる車両も、現れるのではないでしょうか。
鉄道部品は車用品と異なり、特殊部品が多い為、価格も高くなります。保存車も良い状態を保つ為に、経費が掛かる状況ですと株主も黙っておりませんので、今回の回送は妥協案として、一部の車両が廃車されそうな感じだと思います。
鉄道ファとしては、今回回送された3100形NSEが、海老名や大野工場で保存して欲しいと思うかも知れませんが、維持費や固定資産税が掛かり、運賃収入も頭打ちになる現状だと、一部の車両が解体されるのも、やむ負えないかと思います。
今後の動きに注目しながら、3100形NSEの様子を見たいと思います。
写真は開成~栢山間を走る、3100形NSE特急さがみ号新宿行き。
1999年7月撮影