215系は中央快速線のライナー運用に入れた方が良い

こんにちは。週明け月曜日、如何お過ごしですか。

中央快速線青梅線ホームライナーの運転が始まったのは、1991年3月のダイヤ改正から運転開始されました。
その後、2001年12月のダイヤ改正で、中央ライナー青梅ライナーに改称され車両も、183系・189系からE257系・E351系へ変更され、現在に至ります。

中央快速線や、青梅線は並走する、京王線西武新宿線・同拝島線が離れている為、運転見合わせした時の代替交通機関が、東海道本線よりも少ない点も有り、運転再開しても混乱が長引く場合もございます。

また車両も快速電車はE233系10両編成で運転されておりますが、15両編成化はホーム有効長が短い為、実現に至っておりません。今後の計画では中央快速線に2階建てグリーン車2両を、4号車・5号車に連結する予定ですが、用地買収や難関工事が多数あり、かなりの時間を要するものと思われます。

さて利用者も多く、終日混雑する中央快速線は基本、東京と高尾を結んでおりますが、東京の都心・副都心の新宿と東京多摩地区のベットタウンを結ぶ路線でも有り、利用者も多い路線でございます。

その様な路線に前述のライナーが特急型車両で運転されておりますが、東海道本線のライナーに比べると定員も少なく、運転本数も少ない点が玉に傷といった感じです。

御茶ノ水三鷹までは複々線中央快速線で、中央緩行線も走っておりますので多少は混雑緩和されておりますが、三鷹~立川・八王子・高尾方面は複線の為、中央快速線に乗らなければなりません。また青梅線は河辺~青梅間は単線の為、増発も難しい状況でございます。

これからの条件を踏まえると、やはり輸送人員の多い215系(定員はグリーン車を含めて1010名)を、中央快速線青梅線中央ライナー青梅ライナーに充当するのは妥当かと思います。

勿論、運転には配置区の問題やダイヤの問題も出て来ますが、東海道本線湘南新宿ラインは、ほとんどの普通列車や快速列車にグリーン車が2両連結されており、東京~横浜・大船の区間は、並走している路線も多いので、こちらのライナー運用に関しては逆に特急型車両でも良いと思います。

過去にE257系・E351系も、東海道本線のライナー運用に就いておりましたので、特に問題無いと思いますし東海道貨物線のホーム有効長の関係が有れば、E257系の9両編成を充当するか、或いは戸塚又は大船から横須賀線の線路から東海道本線の線路へ、移行して運転すれば良いと思います。

今の中央快速線ライナー券は、座席定員も少なく直ぐにライナー券が売り切れる事も多いので、定員の多い215系で有れば発車直前でも運が良ければ、乗車するチャンスも増えると思います。

勿論、215系も車両数の関係で10両編成4本しか無く1本は予備車になる為、平日は中央快速線のライナーで、効率良く運用して欲しいと思います。

まあ本数の少ない青梅ライナーに、215系を充当するのは妥当かも知れませんね。E257系9両編成しか入れませんので、定員558名に対し1010名乗車可能な215系で有れば、座って帰宅できるチャンスは増えますからね。またグリーン車も定員28名しか乗れなかったのが、2階建てグリーン車2両になって、倍増の定員になりますから東京多摩北部地区からの通勤も、楽々になるでしょう。もし利用率で心配ならばその分、停車駅を増やせば良いと思います。

車両の増結や並走する路線の少なさで、混雑する中央快速線にはオール2階建ての215系電車は、正に救世主ではないでしょうか。

配置区に関しては、あと数年で全廃予定の189系特急電車の後釜として、国府津車両センターから転属させれば良いのではないでしょうか。運用によっては東京~豊田間が回送になってしまいますが、東海道本線のライナー運用よりも中央快速線のライナー運用の方が向いていると思います。

勿論、帰宅ラッシュ時の乗車駅は従来通り、東京・新宿からで良いと思います。グリーン車も2両有れば5号車(トイレ・洗面所付き)は東京駅発車分とし、4号車(車掌室付き)は新宿乗車分を基本とすれば良いのではないでしょうか。

185系特急電車も老朽化や速度が110kmの最高速度で、ダイヤ上のネックになっておりますので、新宿発着のライナーや東京発着のライナーも、一部車両を変更しても良いのではないでしょうか。ただ特急踊り子号も185系で運転されておりますので、その辺りを含めて車両をやり繰りした方が良いと思いますね。

中央快速線の混雑は少子高齢化社会の現代でも、当分は解消されそうに無いので、できる処から混雑緩和をして、楽で快適に移動できる鉄道を目指して欲しいと思います。

写真は東海道本線の早川~根府川間を走る215系電車。

2005年5月撮影分


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