今年7月現在で、6050系更新車も4編成が廃車され、群馬館林の解体場で車両の解体が、行われております。今後も順次、運用離脱した編成や休車中の編成も、館林送りになり廃車解体される事でしょう。
東武6000系は1964年から1966年に掛けて、2両22編成の計44両が製造されました。非冷房車で製造された6000系ですが、通勤型の8000系非冷房車が順次改造されるのに対し、6000系は床下機器がいっぱいで冷房を取り付ける、スペースの問題や製造から20年以上経ち、車内も陳腐化して来た為、野岩鉄道へ乗り入れる際に冷房付の、6050系として更新新製されました。
車体は完全に新製車体ですが、電動機や台車等は6000系から流用されての新製となりました。6000系からの製造部品を流用した6050系も、実質は50年以上前の部品で既に製造されていない部品も多い為、今後は検査期限切れに迫った車両から、廃車されるものと思います。
ただ完全新製車に関しては、今後も暫くは残存するものと思われます。もしかしたら会津鉄道の6050系は、2両1編成しか無い為、車両の譲渡も有りそうな感じですね。(配置は現在の新栃木区のまま、車両名義のみ会津鉄道へ譲渡の可能性も有り?)
東武鉄道も来月から運転されるSL大樹も走りますので、車両のメンテナンスコストは増大しそうな感じですし、鋼鉄車体も特急型を除いては、全廃したいと思っているのではないでしょうか。
ただ6050系の完全新製車に関しては、東武鉄道から前述の会津鉄道への譲渡や、野岩鉄道への譲渡も兼ねて今暫くは残存すると思います。勿論、634も種車は新製6050系ですから、こちらも特色有る車両ですから当然、残存するでしょう。
今後の動きに気になる東武鉄道です。
2017年4月19日撮影