リニューアルしながら暫くは現状の運転が続く885系特急電車

JR九州で特急かもめ号・特急ソニック号で運転されている、振り子式交流特急電車の885系は現在、全車66両が福岡車両区に配置されております。

嘗ては特急みどり号・特急きらめき号に使用されておりましたが、何れも短期間の運転で終了しております。まあ距離も短くわざわざ、885系で無くても783系・787系でもそう時間的に、変わりませんでしたからね。

やはり885系が能力的に発揮される線区は、長崎本線日豊本線のカーブの多い区間で、スピードをダウンさせずに運転できる線区が、本領発揮できるのでは無いかと思います。

私も885系に乗車したのは何れも10年以上前ですが、特急きらめき号と特急かもめ号では、後者の特急かもめ号の混雑は激しかったですね。小倉~博多間は山陽新幹線も並走しておりますし、九州道の高速バスも多数、運行されておりますので、在来線の特急きらめき号は割と空いておりましたので。その他にも快速列車も運転されておりますから、特急列車を選択する人も少ないのでしょう。ただ通勤ラッシュ時間帯や、イベントが有る場合は混雑する様ですが。

さて長崎本線は、フリーゲージトレインの計画が頓挫し結局、フル規格で長崎新幹線九州新幹線長崎ルート)が建設される様ですが、有明海のカーブの多い区間を経由せず、旧長崎本線(現 佐世保線大村線)経由、つまり武雄温泉周りのルートで建設される予定です。

ただ開業まではまだまだ時間も要しますので、特急かもめ号に使用されている最新電車の885系は今後、2020年頃を目途に、リニューアル工事が施行させるのでは無いかと思います。

この電車の現在の編成と、振り子式と言う特殊な台車で運転されている関係から、車内の座席交換や内装中心のリニューアル工事だと思いますので、ラウンジビュッフェやグリーン個室が設置される等の工事は、皆無かと思います。

特に車両数もそう多い訳でございませんし、分割併合して12両編成で運転する計画もございませんからね。それならば787系を豪華ジョイフルトレインに改造して、運転させた方が良いですからね。

1号車のグリーン車は現状3列シートのままですが、座席にPC・スマホ用のコンセントが全席に取り付けられ、2号車~6号車の普通車は、窓側席にコンセント取り付けか或いは座席に、コンセント1箇所のみ取り付け改造で、終わるのでは無いでしょうかね。

外観の塗装はどうなるのかは分かりませんが、リニューアル工事となると現状の特急ソニックカラー(885系2次車塗装)から、変更されるのでしょうか。

以上、私が今後JR九州885系のリニューアル工事について、将来の予想を鉄道ブログで書き込んでみました。

写真は長崎本線 多良~肥前大浦間を通過する、特急かもめ号の長崎行き。イエロー&ホワイトの1次車時代の塗装で運転されていた頃。この区間有明海に沿って走り、肥前山口諫早間はカーブも多く単線区間の為、途中駅での行き違いも多い。

2004年12月25日撮影


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