特急ワイドビューしなの号383系はリニューアルされるのか?

JR東海の特急ワイドビューしなの(以下しなの)は、名古屋と長野(臨時列車は白馬・松本)を結び、全列車が383系振り子式特急列車で運転されております。

383系は現在、神領車両区へ全車76両が配置され、基本6両編成・4両増結編成・2両付属増結編成が有り、閑散期・通常期・繁忙期への輸送力を、柔軟にこなしております。

基本的にしなの号は、383系6両編成で運転され、長野寄り1号車はパノラマグリーン車となっております。(検査の関係で稀に、4両増結編成の貫通型グリーン車が、2両付属増結編成と連結し、6両編成で運転される場合もございます。)

嘗ては大阪発着のしなのも、1往復運転されておりましたが、昨年3月のダイヤ改正で廃止されました。現在は臨時列車の運転が無い日は、名古屋~長野間で運転されております。

さて今年はしなのも、JR東日本中央東線の茅野まで、臨時運転され来月の23日・24日にも運転されますが、長野諏訪地区でもキャンペーンとは言え、JR東海の車両が普段見掛けない茅野・上諏訪・岡谷で見掛けるのは、レアケースかと思います。まあ欲を言えば嘗て国鉄時代に臨時で、妙高高原まで運転や新潟まで、大胆に臨時運転してくれる方が、スケールが大きいですが、信越本線も一部第3セクター化された区間もございますので、難しい状況かと思います。

処で383系は製造から20年が経ちましたが、JR東海から正式に置き換えの計画は、全く発表されておりませんので、あと10年近くは現状の383系で、運転される見込みかと思います。

ただ車内は昨年乗車した時にはそれ程、陳腐化はしておりませんでしたが、せめてリニューアル工事位はして欲しいかと思います。

具体的にはできればグリーン車の3列シート化と全席に、PC・スマホ用コンセントの取り付け、普通車も窓側又は座席後面にコンセント1箇所設置、側面方向幕のフルLED化と言った改造でしょうか。

あまり古い設備のまま運転していると、陳腐化や老朽化も激しくなりますので今後も10年以上、運転するならば改造工事は施行して欲しいと思います。

3年前には車内販売も廃止され、パノラマグリーン車の前面展望を楽しむ魅力以外は、カーブの線路をスピード出して走る、速いしなの号と言った感じですので、製造から20年以上が経った現在、リニューアルを検討しても良いのでは無いでしょうか。


写真は中央本線 釜戸~武並間を走る特急しなの号の長野行き。

2014年3月撮影


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