JR西日本の新快速列車は終日、かなり多くの本数が運転されております。
また東海道本線・山陽本線を経由し、関西の大都市、京都・大阪・神戸を短時間で移動できるので利用者も多く、始発駅からで無いと、座れない状況の列車が多いのが実情です。
JR西日本も新快速や快速に、グリーン車連結を検討している様ですが、実現には至っておりません。まあ国鉄時代に113系の快速運用車両に、1両だけグリーン車が連結されておりましたが、グリーン車連結廃止末期頃は、利用者も僅少で不正乗車も多くなり、廃止された経緯もございますので、JR西日本も混雑とドア数の少ないグリーン車で、遅延になる懸念も有り、また採算面で定着するか分からない為、実現には至って無いのが、理由かと思います。
しかしこの時期に、青春18きっぷを利用するユーザーや、新幹線の止まらない駅からの利用者や、特急が少なく利用し辛い駅からの利用者で、出張客やベビーカー利用者、長距離利用者にとっては、関西の新快速・快速にグリーン車が1両でも連結されていれば、便利で利用する人も居ると思います。
JR東日本の首都圏を走る、普通列車・快速列車の様に、グリーン券やSuicaグリーン券を購入すれば、自由席ながらもお気軽に利用できますから、混雑した新快速列車の普通車で、トイレが1両しか無い車両を、混雑した車内を移動しなくても済みますし、洗面所も設置されますから、洗面や手洗い、化粧もできるので、リーズナブルなグリーン料金で有れば、関西での利用もニーズは有ると思います。
青春18きっぷユーザーも若い方以外に、中高や高齢者も増えておりますので、新快速・快速列車にグリーン車が連結されていれば、利用者は居ると思います。
一昨日、京阪もプレミアムカーを連結し、京都~大阪で運転開始されましたが、JRの特急グリーン車並みの3列シートでゆったりしており、好評のスタートを迎えました。
鉄道会社も輸送力中心で、乗客に混雑を我慢させるシステムを改め、ゆったり快適に移動できる設備を連結し、リピーターを増やして募集と思います。
青春18きっぷ利用期間は、新快速も劇的に混雑いたしますが、グリーン車が復活すれば、敦賀・米原~姫路等の長距離を楽に移動できますから、青春18きっぷをあまり使わない私も、新快速・快速にグリーン車が連結されたら、長距離で移動してみたいと思います。
京都・大阪・神戸を営業で回るビジネスマンも、夏になると青春18きっぷでピストン移動し、商談成立したらグリーン車で移動して、疲れと体を癒すのでは無いでしょうか。
写真は島本~山崎の、サントリーカーブを通過する、223系快速列車の長浜行き。
2008年2月撮影