これからの機関車は、1970年代後半から1980年代前半に製造された、国鉄末期時代に誕生した機関車で、既に製造されてから35年~40年近く経っております。
機関車の老朽化の問題もそろそろ課題となる頃ですが、JR東日本がこの先10年以上も、配給や改造車両の牽引の為に、延命してまで運転させるとも思えないので、今後の予想を交えて書き込みしたいと思います。
前述の新潟新津総合車両製作所では主に、首都圏向けの電車を製造しておりますが、信越本線・上越線・高崎線を経由して運転する場合、自力回送で運転は行われずEF64の双頭連結器付機関車に牽引され、配給輸送されております。また秋田総合車両センターへの改造工事への入場は、交流区間を経由いたしますので、双頭連結器付のEF81が牽引しております。
交流区間の経由する為、直流電車はそのまま自力で運転する事ができません。その為の牽引機としてEF81が使用されております。また長野総合車両センターへの改造工事の場合、中央東線を経由いたしますので、車両によっては中央東線の狭小トンネルを、運転する事はできません。その為にEF64の双頭連結器付機関車が、中央東線での運転も担っております。
これからの問題を解決する為に、JR東日本が自前で牽引機関車を投入する可能性は、低いと思われます。以前も当鉄道ブログで書き込みいたしましたが、EF510を寝台特急カシオペア号・北斗星号用として14両を製造いたしましたが、それらの列車が定期運転廃止後に、JR貨物へ全て売却されました。
もしJR東日本でEF510を投入したならば、北斗星カラーは兎も角、カシオペアカラーの銀ガマまで、売却する必要は無かったと思います。現にカシオペアも臨時で週末を中心に、カシオペア紀行を運転しておりますので、EF510銀ガマカラーをカシオペア牽引機と配給用で、改造して双頭連結器への交換と、電車との協調運転ができる様にすれば良かったのですから、再び配給牽引機関車を新製する可能性は低いと思われます。
予想としてはJR貨物の機関車へ委託するか、又は電車の牽引機が登場するかも知れません。しかし電車の牽引機で長大編成の電車を牽引・控えとして運転させるならば、牽引用の電車は交直両用型で中央東線にも入線可能な電車になると思います。ただ牽引用の電車の場合、やはり牽引される電車も協調運転できる様にしなければならないと思います。
JR東日本の乗務員も、EF510でカシオペア・北斗星を運転していた当時、運転し辛い様なボヤキがネットに掲載されておりましたので、委託して頂くのがベストかと思います。なおネットでの書き込みの為、信憑性が有るか否かは定かではございませんので悪しからず。
最もベストなのはEH200-901とEH500-901を、JR東日本の配給用として委託し双頭連結器付と、電車との協調運転ができる様に制御回路等の改造を実施し、専属牽引機として配置して頂ければ良いのではないでしょうか。
試作機の配給用専属機関車と言う位置づけも、双方の機関車には良いと思います。
今後のJR東日本の配給用牽引機に注目したいと思います。
撮影日2017年9月13日撮影