これからも現役でバリバリ走る?EF65-2139号機

一昨日・昨日の週末は、台風21号の影響で、折角の休日も台無しになった方々も、多かったと思います。特に衆議院選挙の投票日で台風接近と秋雨前線の影響で、関係者もヤキモキしたのでは無いでしょうか。

台風は現在、北北東に進行しており各交通機関の乱れは、今日いっぱいまで続くのでは無いかと思います。一部の路線では線路冠水被害や、南海電鉄の橋梁被害もでておりますからね。

また東海道新幹線岐阜羽島米原間の関ヶ原トンネルで、漏水して運転見合わせとなり復旧したのは未明の4時半頃でしたから、車内で一夜を過ごされた方はストレスと疲れで、早く休みたいと思います。

さて今日最初の鉄道ブログは、今月の8日に武蔵野線の浦和トンネルに侵入する、EF65-2139号機を掲載いたします。EF65-2139号機は神戸の川崎重工富士電機で製造され、EF65-1000番台(PF)の最終グループの8次車として、1979年8月29日に新製されたラストナンバーです。

当初は山陽本線で運転されていた、関西発着の寝台特急や夜行急行の置き換え用として製造された様ですが、配置されたのが宮原機関区(現 宮原運転所)でしたので、主に東京と大阪を結ぶ、急行銀河の牽引やイベント列車の牽引に使用された様です。急行銀河も1979年10月のダイヤ改正で、EF58の牽引からEF65に牽引機が変更されましたからね。

その後は旅客列車の牽引から撤退して、1987年のJR発足時にはJR貨物の機関車として、吹田機関区に配置されました。

JR貨物では主に東海道本線山陽本線の貨物列車の牽引や1988年の瀬戸大橋開通後は、JR四国のエリアへの運用拡大も実施され、松山まで顔を見せたりもしました。

製造から20年以上経ち、各部の老朽化や陳腐化も目立つ様になって来たEF65-2139は、JR貨物の更新機塗装に変更されイメージも変わってしまいました。それから更に常用減圧促進改造、保安装置有無による改番を経て、番号も1139から2139へ改番されました。

一時期は休車していたEF65-2139号機ですが、昨年の3月に大宮総合車両センターにて全般検査が施行され、従来の更新色塗装から製造時の、特急色塗装に変更されました。またナンバープレートはレッドナンバーで、塗り分けられております。

昨年は高崎機関区で、往年のブルートレインヘッドマークを付けたイベントも開催され、鉄道ファンを喜ばせてくれましたので、今度は広島機関区にEF65-2139が出張運転して、イベント舞台に立って貰いたいですね。

EF65も次世代のJR貨物の機関車、EF210等の増備で検査切れの機関車を中心に廃車されておりますので、今回EF65-2139号機が全般検査受け、元気な姿で走るシーンに喜びを感じております。

JRも今年で発足30周年ですが、今後は各会社間の垣根を越えて纏まって欲しいと思います。それによって現在国鉄型客車が残るJR東日本JR西日本の12系客車を牽引し、懐かしの急行列車を運転すれば人気を得る事は間違いないと思います。

写真は与野~北浦和間を走るEF65-2139号機。今年で製造から36年が経ち昨年、全般検査を施工された同機は今後、暫くは貨物列車や甲種輸送等で活躍するで有ろう。

2017年10月8日撮影


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