余剰になるとは言え廃車解体は残念だね

先日、郡山総合車両センターへ配給された、三鷹車両センター配置の209系500番台(ミツC501編成)が、一部廃車解体されました。

一部の編成は川越線八高線へ転属される為、これから改造工事に入りますが、大半の中間車が廃車解体されるのは、やはり残念としか言い様がございません。

これならばまだ武蔵野線用に転属改造して、廃車を最小限にして欲しかったと思う処です。武蔵野線も古い205系が多過ぎて、車両故障も発生しておりますしベッドタウンを走る為、利用者も多くラッシュ時間帯は遅延になる原因にもなっております。

東京近郊の通勤路線でありながらJR型電車も少なく、今月からE231系1編成と209系500番台3編成のみでは、運用も限られてしまいます。

他の東京近郊路線は京葉線埼京線横浜線南武線もほぼすべて、E233系に置き換えられましたが何故か武蔵野線は後回しになっている感じです。

各駅のプラットホームも有効長が8両編成分しか無い駅も有り、10両編成で運転するとなるとドアカットや、ホームの延伸工事をしなければなりません。ただ一部駅ではホームの延伸も困難でございますので、安全面やコストの面を考えるとやはり、広幅車体に全て置き換えた方が望ましいと思います。

JR東日本も何故、今まで武蔵野線への広幅車体への投入が進まなかったのか不思議ですが、8両通し編成で運転されている路線が武蔵野線のみで、他の線区は10両編成や6両編成および4両編成での運転で、車両の転配が中々できなかったのかなと思われます。

山手線へE235系も続々増備され、E231系500番台は中央総武緩行線に転属し、更にE231系0番台と209系500番台武蔵野線川越線八高線205系置き換え用として転属しておりますが、武蔵野線を全て転属車で置き換えるとなると、相当に時間も掛かって来そうな感じです。

暫くは205系の勢力が続くと思いますが、高架橋で貨物列車も多く走る事も有り、線路も軌道強化されておりますので、高速で運転する205系も下降窓のガタガタ音や隙間風も酷く、老朽化を早めている感じがいたします。

早急の置き換えを望みたい処ですが、あと最低でも全て置き換えまで、5年近く掛かるのかなと思います。改造工事で転用となりますと、JR東日本の工場も限られて来ますし、それだけの改造工事の仕事だけでは無いですからね。

まあ老朽化している武蔵野線205系を避ける場合、ネットに運用情報がございますので、そちらの情報を参考にして確認すれば良いと思います。

次のダイヤ改正でどの位、広幅車体が増えるのかな?


写真は西浦和北朝霞間を走る、武蔵野線209系500番台電車M72編成。

撮影日2017年11月3日


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