311系も車内の車椅子スペース設置や転落防止幌の増設、エアコンのカロリー増強やパンタグラフの菱形パンタグラフからシングルアームへの交換以外は特に大きな変化も無く、ほぼ登場時と変わらない姿で運転されております。
JR東海も他のJR各社とは異なり、客室のリニューアルは積極的に行わず、新型車両へ置き換えまで約四半世紀も同じ車両で運転する場合が多く、陳腐化した車内でマンネリな対応になっているのは、否めない状況でございます。
311系も製造から25年を越え、これから新型車両への置き換えも検討されるかと思いますが、せめて側面の方向幕のフルカラーLED化や座席モケットの交換、トイレの和式から洋式への改造や、VVVFインバータ化の改造は、できなかったのでしょうかね。
まあJR東海からすれば、新幹線よりも投資効果の低い在来線では、リニューアルしても効果は低いのでしょうが、利用者としてはやはり快適に移動したいので、陳腐化した車内や時代に合わない車内の設備では、不満を持ってしまうのもやむ負えないと思います。
311系もあと数年は現状のままで運転されると思いますが、何だか誕生当時と変わらない姿で運転されており、少しはグレートアップをして欲しいなあと思います。
撮影日2005年7月撮影