ダイヤ改正で増備されるJR貨物のEF210型電気機関車は300番台か?

こんばんは。冬至の週末金曜日、如何お過ごしですか。今夜は柚子湯の浴槽に浸かり、今週の疲れと体力回復を試みた読者の方々も、多いかと思います。

さて今日も午後からSNS・ブログの用の写真撮影の為、当鉄道ブログでお馴染みの埼玉の北浦和~与野間で撮影いたしました。この時期は午後も3時を過ぎると、撮影も厳しくなる時期でその時間の撮影は残念ながら、手ブレやモヤの多い撮影となってしまいました。

今回、撮影した写真でふと疑問に思ったのは、EF210型電気機関車(以下EF210)が牽引するコンテナ貨物列車および、石油貨物列車の撮影をしていた時に、来春のダイヤ改正JR貨物が、EF210を2両増備するとの内容が、発表されましたがその機関車が、300番台の山陽本線の瀬野~八本松間の通称セノハチの押し太郎と、本線貨物列車の牽引も兼ねる300番台で増備するのか、或いはまた別の形式で増備するのか気になりました。

300番台は今年9月に311号機が、神戸の川崎重工から出場したばかりですので、セノハチ仕様は有るとは言え、増備するならば300番台で増備した方が、製造工程やノウハウも早いと思いますので、EF210-312号機・313号機で増備されるのかなと思いますが、セノハチ専属機関車のEF67置き換え用として増備された300番台も、セノハチ置き換え分の両数は既に、検査時や故障時の予備等を含めて増備されましたので、所要両数は満たしております。

ただセノハチ以外にも、山陽本線瀬戸大橋線予讃線で運行されているEF210の300番台ですので、もしかしたら来年のダイヤ改正用の増備機関車も、300番台2両の増備かも知れません。

100番台の方は2010年度に増備された、173号機を最後に増備は終了しておりますので 、今更ながら100番台で増備するのも、考えにくい状況かと思われます。

もし300番台で増備を継続するとなると当然、セノハチ専用機のEF67は来年には、全廃するのでは無いかと思います。EF67も現在稼働中の機関車は、既に老朽化も激しいですから、早期でJR貨物も置き換えたいと思います。ただ国鉄時代の様にセノハチ専門の後押し機関車だけの製造は、コスト増大や運用の効率化等の観念から言うと、無駄としか言い様がございません。

後押しと本線で活躍できるE210の300番台は、前述の問題をクリアし、運用コストやメンテナンスコストを低減できますのでJR貨物EF210の増備は、300番台で実施される可能性が高いと思います。

本来で有れば100番台で増備かと思いますが、100番台の増備は2010年度で終了し、その期間は7年前後のブランクとなっております。その間に機関車の部品に関して、取扱終了品も発生していると思われ、仕様の変更を余儀なくされると思います。

この様な事からEF210を当面、増備する事になった場合は、300番台で増備される可能性が、とても高いと思います。

EF210の300番台も運用数に余裕が出てく来れば、今までJR西日本JR四国の直流電化区間でしか見られなかった300番台が、関東への進出も実施され、見られる様になるのでは無いかと思います。まあこの辺りに関しては、私の推測を含めての判断ですので。今後はJR貨物EF210の300番台が、国鉄電気機関車EF64EF65EF66を置き換えて行く事でしょう。

※写真は武蔵野線連絡線に侵入する宇都宮貨物ターミナル発、川崎貨物行きの臨時貨物列車8586レで運行中の新鶴見機関区配置のEF210-134号機。
与野~北浦和間にて
撮影日2017年12月22日



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