運転ダイヤは中途半端な臨時特急水上号

おはようござます。いよいよ2017年も今日で終わりですね。今朝の東京は曇り空の天気で、大晦日の天気には全く沿わない空模様です。

帰省ラッシュも今日の午前中いっぱいは、飛行機・鉄道・高速バス等も満席かと思いますが、午後からは空いて来ると思いますので、移動も楽になると思います。

さてネットで鉄道関連の目ぼしい列車が有るか否かを調べておりましたら、何と高崎線上越線651系の7両編成で運転される、特急水上91号・90号がこの年末年始に運転されている様です。

ただダイヤを見ると、特急水上91号のは上野を13時に出発し、水上には15時24分に到着すると言う、中途半端な時間帯に発車しております。また上り列車も午前中に、水上を11時15分に出発して午後13時42分に上野に到着するダイヤで、どちらかと言えば利用者にとっては、あまり有難く無いダイヤで運転されております。

折角651系の特急水上号を臨時で運転するならば、せめて上野を午前中に発車して、水上も15時又は16時に出発するダイヤで、運転できなかったのでしょうか。

これでは水上温泉猿ヶ京温泉へ向かう乗客しか使えず、水上周辺のスキー客には、日帰り利用(時間的にやや厳しいですが、できなくは無いです。)が不可能なダイヤでございます。

折角の651系で特急水上号を運転するのに、この様なダイヤでは利用し辛い面が有り、まだ上越新幹線で東京や大宮から上毛高原へ下車して、タクシーやバスで水上温泉猿ヶ京温泉等へ、移動した方がマシな状況です。

今回651系で運転される特急水上号は、特急草津号とは異なりLEDのヘッドマークも無く、只の「臨時」表記なので何の為、誰の為の臨時列車なのか理解に苦しむ運転ダイヤとなりました。

この感じですと特急水上90号・91号で乗車する客は、鉄道ファンや物好き位しか居ない状況で、利用率も芳しく無いと思います。

今から7年前の2010年12月のダイヤ改正で、定期列車の特急水上号は廃止されましたが今回、臨時特急列車として運転されても、利用し辛いダイヤでは来年の年末年始に再び、特急水上号が運転される確率は、限りなく低いのでは無いかと思います。

もし今後も臨時列車として特急水上号を運行させたいので有れば、発着駅を上野発着では無く上野東京ラインに直通して、品川で東海道新幹線の名古屋・大阪方面からの利用者への容易な乗換や、横浜辺りから発車し、午前中に出発するダイヤで運行する方が良いと思います。

また水上から先の上越線普通列車にも、約30分以内の接続で乗換を可能にさせ、谷川岳の入り口駅土合や、上越エリアのスキー場(湯沢中里・岩原スキー場・越後湯沢・石打・上越国際スキー場)や、ほくほく線・長岡方面と接続もして欲しいと思います。


今回、折角651系で運転される特急水上号の運行ダイヤには、やや不満の残る冬季の臨時列車ですが、今後も定期的に繁忙期や土休日に運転するならば、再考を願いたいと思います。

※写真は大宮総合車両センターへ回送中の651系電車。今冬の年末年始に運転される特急水上号は、651系で運転されているがダイヤ面は中途半端で、必ずしも利用者へ便利なダイヤになっていない。また水上から先のの上越線の長岡方面との接続も悪い。

今後もし運行するならば、午前中に東京や横浜等から発車するダイヤで、水上駅では上越線の長岡方面の普通列車との接続も、考慮したダイヤで改善して欲しいと思う。

撮影日 2017年12月9日 尾久~赤羽にて


イメージ 1