カーブを通過するブルーサンダー試作機牽引の石油返空貨物列車

おはようございます。今朝は中央線の東京~高尾間・西武新宿線京王線で遅延が発生し、東京の副都心と多摩のベットタウンを移動する、通勤・通学客も遅れに巻き込まれて、3路線の遅延トリプルパンチは、朝から応えたと思われます。

さて今日最初の鉄道ブログは一昨日、今春のダイヤ改正で引退する、E351系特急スーパーあずさ号の撮影をメインに、中央線の撮影地ハチトタこと豊田~八王子間のS字カーブで撮影いたしました。

こちらの撮影地は下りのS字が、ネットや雑誌ではよく投稿されておりますが、S字カーブの撮影場所に近い上りの平山大踏切のカーブも、迫力溢れる写真を撮影する事ができます。

ただ午前中が順光になる為、午後は逆行気味になるのは難点ですが、それでも平日のデータイムを中心に、貨物列車が3本も通過いたしますので、貨物ファンにとっては撮影の練習になる様な、ダイヤかと思います。

写真は南松本発、蘇我行きの2080レ石油返空貨物列車ですが、ブルーサンダーことブルサン(※)EH200-901の試作機が、空のタキ貨車を何十両も連結して、カーブを通過するシーンはやはり迫力有りますね。

2080レの前後にも貨物列車の80レ・82レが運転されておりますが、こちらも石油返空貨物列車で同じくブルサンことEH200が牽引しております。

中央東線の貨物列車も、EF64重連で牽引する頃に比べて、同線の貨物列車を撮影される方々は減少いたしましたが、それでもネタトレインが通過する際に、貨物列車にカメラを向ける方もいらっしゃいますので、迫力あるシーンは今でも生きていると思います。

2080レは日中に運転されますので、逆光からの撮影で有れば、東京多摩地区のベットタウンを走る中央線沿線で、西国分寺手前の武蔵野線連絡線までは撮影できます。

石油貨物列車の場合、土休日は運休になる場合が多いですが、連休中の休日には稀に運転される事もございますので、撮影地で見掛けたらカメラに収めておけば良いと思います。

ブルサンことEH200-901も2001年に、試作機として製造され今年でデビューしてから17年が経ちました。全機25両がJR貨物の高崎機関区に配置されておりますが、あまり増備が進んで無い様ですね。まあ老朽化したEF64重連解消目的の為、投入する線区も限定されており重連式機関車で出力も高い為、製造コストはEF210の桃太郎に比べると、割高になるのも増備が進まない理由なんでしょうか。

同じ直流型機関車でJR型電気機関車EF200EF210EH200の3形式のみですが、平坦用は主にEF200EF210が使用され、勾配用にはEH200が使用されております。ただ今後、積雪や勾配の影響が無い東海道本線で、愛知機関区のEF64が運転されておりますので、中央西線EF64EH200に置き換えになる場合、EH200の増備が再開されるのでは無いかと思います。

その際に東海道本線のにも、ブルサンがコンテナ貨物列車を牽引して、東京貨物ターミナルと名古屋貨物ターミナルを結ぶ運用に就く可能性もございますね。

あとはブルサンがJR東日本のE26系ことカシオペアを、中央東線で牽引して同線の山岳地帯を、運転するシーンも見てみたいですね。ただこちらの方は中央東線のホーム有効長の関係やブルサンの両数が少ない為、ちょっと難しいのかなと思います。

一応、中央東線の主要駅では約13両編成分の車両を、停車できる様に対応されている様ですが、それでも限られた駅のみになるので、待避できる駅も限られそうですね。

中央東線の次世代貨物列車の牽引機として、ブルサンは今後も永く活躍すると思います。

※写真は八王子~豊田のカーブを通過する、EH200-901のブルサン試作機牽引の、2080レ貨物列車の蘇我行き。
この貨物列車はこの先の国立から国分寺寄りに有る、武蔵野線連絡線に入り武蔵野線京葉線を経由して、千葉の蘇我へ向かう。
ブルサンとはブルーサンダーの略で、EH200がデビューした際に愛称として採用された機関車で有る。
それにしてもアウトカーブから平山大踏切を通過する、ブルサン牽引の石油貨物列車の通過シーンは、迫力が有ってカメラで何度も収めても飽きないものだ。

撮影日2018年1月9日


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