運行開始してから間もなく25年になる八高線キハ110系ディーゼルカー

おはようございます。週明け月曜日、如何お過ごしでしょうか。今朝の東京は冬晴れの天気で、肌寒い朝を迎えました。

昨日のブログで、埼玉の竹沢から寄居まで、約10km弱をウォーキングで移動しながら、沿線撮りをいたしました件を書き込みましたが、今日はその時に撮影した写真を掲載いたします。

写真は八高線の竹沢~折原間に有る、第一西之入踏切から撮影した、高崎行きキハ110系ディーゼルカー239D列車です。八高線の竹沢~寄居間は、東武東上線東武竹沢~寄居間から離れ、山村の方を迂回しますので、山間の勾配をアップダウンしながら、運転しております。

竹沢~寄居間は鉄道雑誌やネットお馴染みの、撮影地も多数ございますので、DD51やDE10が牽引する旧型客車の試運転時には、多数の鉄道ファンが撮影の為に訪れて来ます。

八高線の貨物列車も廃止されて10年以上経ちますが、国鉄型のディーゼル機関車や客車が運転されると、何処か八高線もレトロな雰囲気が漂って来ます。

八高線は東京八王子から群馬高崎の倉賀野まで、92.0kmの地方交通線ですが、埼玉高麗川から群馬高崎の倉賀野までの60.9kmは非電化区間の為、高崎車両センターのキハ110系21両が配置されております。

最初に高崎車両センターにキハ110系が配置されたのは、キハ110系で1993年2月に新潟鐵工(現 新潟トランシス)と富士重工で製造された合計4両が、老朽化したキハ35系の置き換え用として配置されました。

その後1995年・1996年にキハ110の他に、2両ユニットで運転するキハ111・キハ112が増備され、八高線の八王子~高麗川間の電化で、分離運転される高麗川~高崎間の非電化区間用として、キハ35系キハ38系を置き換えました。

高麗川~高崎で運転中のキハ110系も、運転開始から今年の3月で25年になります。そろそろJR東日本も高崎支社のキハ110系を、ステンレス製のキハE130系等に置き換える計画を、視野に入れていると思いますが、暫くはキハ110系の活躍が続くと思われます。

八高線高麗川~倉賀野間の非電化区間も本数は少なく、日中は約90分以上も列車の来ない時間帯もございます。昨日、竹沢駅に寄った際に2008年3月に新駅舎となった同駅には、ボランティアにより集められた、書籍や雑誌・絵本が置いて有りました。また一昨年秋には棒線化されて1線となり、行き違いもできなくなりました。

折原駅寄居駅を見て、八高線のホーム有効長は7両から8両編成の列車が、停車できる長さがございますが、今は2両から3両編成のキハ110系が、運転されているだけですので、団体列車や臨時列車で運転される場合に、活用されているのかなと思います。

国鉄時代はキハ35系の5両編成で、八王子~高崎間を通しで結んでいた列車もございましたが、県境や埼玉の山村越えを経由し、大きな都市もございませんので、関東の1都2県を跨ぐ路線としては、昔からローカルなイメージが特色でした。

ただ過去には新宿から八王子経由で、準急列車や急行列車が中央線・八高線上越線を結び、運転されていた時期もございました。勿論、八高線内の各駅でも停車して旅客扱いされておりましたので、もし今でも臨時で運転されていたならばジョイフルトレインとして、新宿から運転されていたのかなと思います。ただ経由は八王子経由で無く、立川・拝島経由の青梅線周りの可能性が高いですが。

中途半端な非電化区間八高線高麗川~倉賀野間が、もし1996年に全線で電化されていたならば、前述の様なジョイフルトレインも運転されていたと思いますし、高崎車両センター電車で、信越本線上越線吾妻線両毛線と、共通運用になっていたのでは無いかと思います。

高崎支社唯一のJR型車両の旅客車ですが、今後は高崎支社の115系電車置き換え用として、新潟地区で運転中のE129系が新製配置されれば、高崎支社管内のJR線も、よりいっそう快適性は高まると思います。

前述の八高線で運転されているキハ110系も、80周年塗装に変更されたキハ111-204・キハ112-204の2両がございますが、今後はリニューアルを兼ねてイベント用の車内に改造された列車を、運転してみても良いのでは無いでしょうか。

80周年記念カラーも八高線の特色ですが、イベント用を兼ねて車内は転換クロスシート又はリクライニングシートで、八高線非電化区間の快速列車を運転してみても良いと思います。停車駅は高麗川・毛呂・越生・小川町・寄居・児玉・群馬藤岡・倉賀野・高崎と、停車駅を絞って「八高快速」としてキハ110系にヘッドマークを付けて、運転しても良いのでは無いでしょうか。

八高線の非電化区間高麗川~高崎まで、通しで乗車して高崎から上越新幹線北陸新幹線に移動される方や、在来線で移動される乗客も多いので、快速列車が有れば便利かなと思います。ただその様な場合、行き違い交換設備の復活も、しなければならない場合もございますので、やはり厳しいのでしょうかね。

※写真は竹沢~折原間を走る、キハ110系ディーゼルカーの高崎行き普通列車239D。
八高線高麗川~倉賀野間には、撮影地が幾つか有るが、山村の田舎風景をイメージした写真を撮影する場合、竹沢~寄居間はお薦めの区間でも有る。
但しこの区間を撮影しながら移動する場合、公共交通機関八高線しか無く、路線バスも運行されていない為、注意が必要で有る。またコンビニも小川町や寄居まで足を運ばなけば、全く商店も無い撮影地なので、長時間撮影される場合は、予め飲食は用意しておいた方が良い。


撮影日2018年1月14日


イメージ 1