あと10年は運転しそうな東京臨海高速鉄道70-000形電車

こんばんは。今日は肉の日ですが、週末金曜日と言う事も有り夕食は、焼き肉やすき焼きを食べた読者の方々も、いらっしゃると思います。

当鉄道ブログにて、何度か写真も掲載しておりますが、東京臨海高速鉄道の70-000形電車(以下70形)は現在、全車80両が東京品川に有る、八潮車両基地に配置されております。

自社のりんかい線での運転の他に、JR埼京線川越線(大宮~川越間)に乗り入れ、快速列車と普通列車で運転されております。

70形電車はJR東日本の209系電車を基本に、設計・製造された電車ですが、先頭車の前面形状はJR東日本の209系とは、やや異なるデザインとなっております。1996年から2004年に掛けて製造されましたが、余剰になった先頭車4両と中間車2両は、JR東日本に売却されJR東日本も中間車2両を増備の上、川越線の川越~高麗川間と八高線高麗川~八王子間で、運転されております。なおJR東日本に売却された70形電車は、209系3100番台に改番されております。

70形電車も初期車は製造から20年以上を経過いたしましたが、VVVFインバーターの改修や一部の改造を除き、製造時のまま運用されております。

将来的には東京臨海高速鉄道に、JR東日本E235系とデザインが良く似た、広幅車体のステンレス製電車がデビューすると思いますが、赤字経営の東京臨海高速鉄道にとって、新型車両80両の増備は負担が重いものと思います。

恐らく暫くは現状の70形を、リニューアル工事して運転するのでは無いかと思います。リニューアルとは言っても車内は現在のロングスシートの配置で、座席モケットの交換や自動放送の導入、パンタグラフシングルアーム化等かと思います。

何度か私も乗車しておりますが、車内もほとんど陳腐化しておりませんので、大規模なリニューアルの可能性は低いかと思います。

ただ自動放送やシングルアームパンタグラフへの交換改造は、メンテナンスコストの低減や効率化を図る為、導入されるのでは無いかと思います。

70形電車がもしJR東日本へ余剰車を売却せずに、自社で中間車も増備して全車100両体制で運転していたならば、70形の日中の運用も快速のみばかりでは無く、普通列車での運用も増えていたのでは無いかと思います。

まあ東京臨海高速鉄道も、余計にお金が掛からずに済みますので、当初の製造時から車内があまり陳腐化しない様なデザインを、取入れたのも幸いな点ですね。

今後も自社のりんかい線と、JR埼京線川越線であと10年近くは、運転するものと思われます。

※写真は川越線の指扇~南古谷の撮影地、高木踏切付近を通過する東京臨海高速鉄道70形電車。
埼京線では主に快速列車に使用される機会が多い。

撮影日2018年2月7日



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