夕暮のカーブを通過する桃太郎牽引の石油貨物列車

こんにちは。今日は全国的に雨模様の天気で、花粉症の方は負担も軽減され、不快な鼻詰まりとくしゃみが無い分、過ごしやすい1日かと思います。

さて今朝の鉄道ブログも昨日のブログと同様に、貨物列車に関するブログを掲載いたします。こちらの写真は一昨日、埼玉久喜の高柳地区の宇都宮線撮影地、東鷲宮~栗橋間こと通称ワシクリ(以下ワシクリ)で撮影した、8571レ石油貨物列車の写真です。

EF210型直流電気機関車こと桃太郎(以下 桃太郎)が、グリーンとグレー塗装のタキ1000形貨車を長大編成で牽引し、夕暮れのアウトカーブのワシクリを通過するシーンは、力強さと美しさを感じさせます。

タキ1000形貨車は968両が製造され(2016年9月現在の製造数です)、現在も製造されておりますので、老朽化した古いタンク車は今後も、淘汰される見込みでございます。ただタキ1000形貨車も、7年前の東日本大震災で、仙台北港に留置されていた42両の貨車は、津波の被害と脱線によって、廃車となりましたので前述の968両よりはやや少なくなっております。

しかし老朽化したタンク車もまだ数多く配置されており、最高速度75kmのタンク車も数多く運用されておりますので、今後はこれらも置き換えが進むと思われます。

タキ1000形貨車はガソリン輸送の貨車ですが、外板の塗装が2種類ございます。日本石油ENEOS)所有の貨車はグリーンとグレーの2色塗装のタンク車と、日本オイルターミナル所属の貨車はインクブルー(青15号)塗装のタンク車となっております。

写真の桃太郎牽引の石油貨物列車の場合は、グリーンとグレーのタキ1000形を牽引する姿が多いですが、EH500型交直流電気機関車こと金太郎(以下 金太郎)が牽引する石油貨物列車の場合は、インクブルーのタキ1000形を牽引する姿を、撮影地等で目にする機会が多いです。まあたまに混成編成で前述の塗装のタンク車が、運転されているシーンを見る事もございますが、その様な機会は稀な方かなと思います。

確かにここ数年の撮影で、金太郎がグリーンとグレーののタキ1000形を、機関車の次位に連結して運転されているシーンは目にしませんし、桃太郎がインクブルーのタキ1000形を、同じく機関車の次位に連結して運転されているシーンは、目にしませんからね。

その他にはEH200型直流電気機関車ことブルーサンダー(以下 ブルサン)やDF200型ディーゼル機関車ことレッドベア(以下 レッドベア)が牽引する、石油貨物列車もございますが、こちらもタキ1000形に関してはグリーンとグレーの日本石油ENEOS)カラー牽引を、目にする機会が多いですね。

私自身まだ貨物列車の運用で、分からない点も多いですが、石油輸送の貨物列車でタキ1000形も、運用範囲が限定された線区しか運転されていない為、JR貨物の他のJR型機関車(EF200EF510・EH800)が、牽引する姿は見た事が無いですね。まあEH800型交流機関車は、青函トンネル通過用の交流機関車で、青函トンネルがトンネル内での火災防止等で、石油やガソリン満載の貨車を、運転できない事情もございますので、見られないのも当然かなと思います。

今冬も寒い季節で石油需要の多い年ですが、石油貨物列車も原則土日運休と時刻表に表示されながらも、土日に運転されているのは、やはりこの時期ならではの光景ですね。


こうして貨物列車に関するダイヤや運転区間、牽引する機関車に関して市販の貨物時刻表やネットでの、運用を確認して行くと、私たちが利用する機会の全く無い貨物列車のダイヤに、興味も湧いて来るのでは無いかと思います。

これから日も長くなり、冬季に撮影不可能だった貨物列車も、撮影できる機会も増えますので、今月のダイヤ改正以降に貨物列車時刻表を購入して、撮影地で貨物列車の撮影を、楽しんでみるのも面白いと思います。

※写真は根岸発宇都宮貨物ターミナル行きの8571レ貨物列車。
夕暮の桃太郎がオールグリーンとグレーの、日本石油ENEOS)のタキを牽引する姿は、アウトカーブの通過するシーンを含めて美しい。

撮影日2018年3月6日



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