E257系500番台を東武鉄道乗り入れ用に一部改造すれば良いのでは

JR東日本の千葉支社に有る、幕張車両センターのE257系は95両が製造され、全車が前述の車両センターに配置されております。

E257系500番台は房総地区の特急や中央本線の臨時列車で運転中ですが、東京湾アクアラインを経由する高速バスの台頭で、内房線の特急さざなみ号削減により、余剰が発生している同車両を、東武鉄道乗り入れ用に改造して、JR線からの直通列車を増やしてみれば良いのでは無いかと思います。

東武鉄道へ乗り入れる区間は、東武日光線の栗橋~東武日光東武鬼怒川線下今市鬼怒川温泉ですが、この区間のホーム有効長は、最大でも6両編成の列車しか停車できません。

JR東日本では東武鉄道乗り入れ対応車両として、253系6両2編成が対応しておりますが、繁忙期の輸送において車両不足等の影響で、ニーズに沿った運転が十分で無い点も多いです。

定期列車は新宿~東武日光鬼怒川温泉を毎日結んでおりますが、やはり車両が2編成しか無い為、検査の時には東武100系スペーシアで、代替運行される場合もございます。

東武100系スペーシアも乗り入れ可能なJR線が、限られている面もございますので、253系で千葉方面や八王子方面から臨時列車を運転しておりますが、車両数の関係で限定運転になる点は残念でございます。

これを解消する方法としてはやはり、余剰気味で汎用性に対応し東武鉄道のホーム有効長も余裕で停車可能な、E257系500番台5両編成が適しているかと思います。

一部の車両に関しては幕張車両センターから、大宮総合車両センターへ転属させて東武ATCの保安装置取り付け改造を施し、八王子や千葉方面等からの乗り入れにも、対応できる様になれば良いと思います。

編成数としては4編成を東武鉄道乗り入れ改造をして、運転してみれば良いのでは無いかと思います。それだけ乗り入れ対応に改造しておけば、繁忙期も旅客ニーズに沿った輸送もできますからね。

今後のJR東日本の動きに、注目して行きたいと思います。

※写真は青空の内房線を走る、特急新宿さざなみ号の新宿行き。
5両編成で小回りの利くE257系500番台は、普通車のみのモノクラス編成だが臨時列車や団体列車の運転に、汎用性の高い運用が可能な為、今後は185系の置き換え用として、大いに活用されると思われる。

撮影日2018年4月8日 内房線袖ケ浦巌根間で撮影。


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