東武線を爆走する側面赤帯の東急8500系

おはようございます。昨日の東京は雨模様の天気でしたが、今朝は雨も止み曇り空ですが、雲の切れ間からは日も射しております。

東急田園都市線と同大井町線で運転中の、東急8500系(以下8500系)は1975年から1991年に掛けて、8000系を含めて400両が製造されました。

現在は5000系や今年デビューした2020系の登場により、8500系も置き換えが益々、進められると思います。

デビュー当初は鉄道友の会の、ローレル賞を受賞した8500系も前述の次世代車両のデビューにより、他社私鉄への譲渡や海外への譲渡、廃車も進んでその数も減少させております。

しかしながら田園都市線で運転されている8500系は、東京渋谷から東へは東京メトロ半蔵門線東武スカイツリーライン・同伊勢崎線・同日光線まで乗り入れ、私鉄通勤電車としては関東で異例の、長距離列車が多く運転されております。

写真は東武スカイツリーライン武里~一ノ割間で撮影した、8500系の8634編成ですがこの車両は当初、東横線用として7両が1985年に製造され、翌年1986年に8789・8790・8894の3両が製造され10両編成化されました。

東横線9000系デビュー後は田園都市線へ転籍し、東武線との乗り入れが未だ無かった頃は、田園都市線半蔵門線で運転されておりました。

1988年から2010年頃に掛けて、側面に赤帯が追加され楽器や虹・音符のシールが貼られた、TOQ-BOX編成として永年運転されて来ましたが、メンテナンスで面倒になったのか、役割を終えたのかは定かではございませんが、楽器や虹・音符のシールは撤去され、側面赤帯のみ残った状態で、現在も運転されております。

なお当初、8634編成も方向幕でしたが後に、フルカラーLEDに改造され、前面は3色LEDに再度改造されて、デビュー当初のイメージとは、ガラリと変わってしまった感じがいたします。パンタグラフに関しては大井町線8500系と異なり、シングルアームでは無く従来の菱形パンタグラフで運転されております。

その他に側面赤帯の8634編成以外に、現在は8637編成が青帯編成で運転されており、こちらも田園都市線以外の半蔵門線東武線で、運転されておりますので現在も見る事はできます。

赤帯側面塗装の8500系も、その車両がアクセントになっておりますが、長距離列車の運用に就いている8500系の場合、中々見る事も大変な面も有ると思います。

これから順次、置き換えが進む中で8500系田園都市線東武線で、爆音を轟かせてモーターが唸りながら走る姿も、間もなく見られなくなるかも知れません。

今のうちから乗車や撮影をして、全廃直前のさようなら運転で、慌てて乗車したり撮影したりと言う事の無い様に、過ごして行きたいですね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

※写真は東武スカイツリーラインの、武里~一ノ割間を走る東急8500系の8634編成。
側面に赤帯の塗装が施されて、8500系のアクセントとなっている。
神奈川横浜に有る長津田検車区から、田園都市線半蔵門線東武線を走り1都2県を跨ぐ運用も、数多く設定されている。


撮影日2018年5月20日

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