デビューから25年を迎えたJR東日本の255系特急電車

東京から千葉の銚子方面をはじめ、外房線内房線で運転されている、JR東日本255系特急電車が、今年でデビューから25年を迎えました。

1993年に老朽化した国鉄型特急電車の183系の置き換え用として、9両編成5編成の合計45両が1994年まで、製造されて来ました。

全車、千葉支社の幕張車両センターに配置され、特急しおさい号の他に特急わかしお号・特急さざなみ号で運転されております。

東京では東京駅の総武快速線の地下ホームや京葉線の地下ホームから、発車する事が多い255系ですが、土休日には新宿からの発着も見る事ができます。特急新宿わかしお号や特急新宿さざなみ号は、新宿から中央快速線総武緩行線を経由し、錦糸町総武快速線の線路に点線しながら、運転されております。

2015年から2016年に掛けては、大宮総合車両センターで機器更新が行われ、先日もBe-05編成が同車両センターで検査を受けておりましたので、今後も暫くは255系が千葉の特急電車として見られるものと思われます。

255系も4号車にグリーン車が連結されておりますが、定員は多いもののレジャーで利用される前述の、特急新宿わかしお号や特急新宿さざなみ号での運転時以外は、定期特急しおさい号での利用者はそれ程、多く無い状況でございます。

ただ特急しおさい号のグリーン車も、全く乗客が皆無と言う状況は無く、東京駅や千葉駅で車内の様子を窺うと、数人の乗客の方々は乗車されている場合を、見る事が多いです。

まあ特急しおさい号のグリーン車も料金的に高くなるとは言え、静かで快適な空間は保証されておりますので、車内販売が廃止された房総特急に於いては、東京駅や千葉駅の駅ナカで、飲食を購入されて乗車して気兼ねなく、旅を楽しむ事ができますからね。

房総特急も今後、中央本線E353系の登場により、首都圏を発着する特急電車は交直流型特急電車の、E657系を除けば全体的に再編されるのでは無いでしょうかね。

まあ255系9両編成をほぼフルの乗客を乗せ運転させるとなると、房総方面よりも伊豆方面で運転した方が、ガラガラのグリーン車も、7割位は埋まるのでは無いでしょうかね。

255系もデビュー25年を迎えるに辺り、同年のE351系が全車解体された現在では、非振り子式の特急電車として今後も活躍するものと思われます。

※写真は総武本線の撮影地モノサクこと、物井~佐倉間のアウトカーブを通過する、255系電車の特急しおさい号。

撮影日2018年1月18日



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