問題は飛行機や、高速バスも運行されていない区間に於いては、当然ながら並行する在来線での移動で、難を逃れた方もいらっしゃいますが、東北本線は現在宇都宮線の僅かな区間で、東武鉄道へ乗り入れしている特急が、運転されている程度ですので、それ以外は全く特急列車の運転がございません。
この為、東北新幹線が今日の様な車両トラブルで、運転見合わせになった場合に振替乗車として並行する在来線の東北本線では、快速列車の利用が早く目的地に到着できる、ダイヤしかございませんので、相当な混雑を強いられたのでは無いかと思います。
東京近郊区間で有れば、まだ編成も長く2階建てグリーン車も2両、連結されておりますので、混雑から逃れられると思いますが、東北本線の黒磯~盛岡の間では長くても、6両編成位かと思いますので混雑時は地獄の移動になりそうですね。
太平洋沿いを走る常磐線も、東日本大震災による福島原発の事故の影響で、全線開通には至っておりませんからね。因みに今日は群馬の方で地震が発生し、上越線の高崎~水上と吾妻線の全線で一時、運転見合わせになりました。
今月だけで東海道新幹線・山陽新幹線・東北新幹線で事件や事故により、トラブルが発生しておりますが、国鉄時代の様に並行する在来線が、特発で臨時列車を運転する等の対応は、民営化された現在では期待できませんので、この様なトラブルが発生した場合、私たちは代替輸送交通機関を自ら探して手配し、降りかかるトラブルへの巻き込みを、最小限にする必要が有ると思います。
例えば、新幹線で運転見合わせが長引く場合に、飛行機や高速バスで移動可能か、或いは並行する在来線で移動したら早く目的地へ到着できるか否か等、トラブル発生した場合に鉄道会社等へ文句を言って何もしないのは、時間を浪費するだけですので、自己防衛する事が必要な時代に、なって来たのでは無いかと思います。
本日の東北新幹線のトラブルで長時間駅で待避し、帰宅・移動中の皆さんはお疲れ様でした。
撮影日2018年6月1日